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「『相棒』には2時間ドラマのノウハウが詰まっている」と番組P

 連続ドラマとして絶大な人気を誇る『相棒』(テレ朝系)は、もともと2000年に2時間ドラマとしてスタートした。主役は水谷豊(60才)と初代相棒の寺脇康文(51才)。2時間ドラマとして3作を放送し、好評だったことから2002年より連続ドラマになり、シリーズは「season11」までに。現在公開中の映画『相棒SERIES X DAY』も大ヒット。

 本作品の生みの親、テレビ朝日ゼネラルプロデューサー・松本基弘さんは現在に至るまで約20年間、『土曜ワイド劇場』のプロデューサーを務めてきた。『相棒』成功の理由をこう語る。

「『相棒』にはまさに2時間ドラマで身につけたノウハウが詰まっています。徹底的に視聴者の視点に立ち、犯人が最後ギリギリまでわからないようにするのもそのひとつ」

 それは即ち、いかに最後まで視聴者を惹きつける面白い筋書きを作るかということ。

「2時間ドラマは事件の内容が中心で、キャラクターは狂言回しになることが多いんです。しかし、そこにいかに面白いキャラクターを作れるかがシリーズ化する秘訣。

『相棒』の水谷さんもそうですが、いつも事件に首を突っ込んで危ない目に遭う『法医学教室の事件ファイル』(テレビ朝日系)の名取裕子さん(55才)や、元刑事のタクシードライバーがなぜかいつも事件に巻き込まれ、元部下の刑事たちと事件を解決する『タクシードライバーの推理日誌』の渡瀬恒彦さん(68才)など、いずれも主人公のキャラクターが面白いものが生き残っていますね」(松本さん)

※女性セブン2013年4月25日号

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