住まいの雑学
野村和幸/企画・エフェクト
野村和幸/企画・エフェクト
2015年3月21日 (土)

部屋にいてもお花見できちゃう「桜盆栽」育ててみる?

部屋にいてもお花見できちゃう「桜盆栽」育ててみる?(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

少しずつ春の訪れを感じだしたこのごろ。温かい太陽が顔をだし、気温もあがってくると間もなくお花見のシーズンだ。公園や広場で桜を楽しむのももちろん良いが、好き勝手に自由がきく自宅にいながら、桜を楽しめたら最高ではないだろうか。

そこでおすすめなのが、桜の花が咲く盆栽「桜盆栽」。庭がなくても育てられるとあり、近年人気となっているのだ。上手に育てられれば、毎年自宅で楽しむことができるのもうれしい。とは言っても、初心者には育てるのが難しいのでは!? と思っている人も多いはず。

ということで、さまざまな種類の盆栽を販売する盆栽専門店「盆栽妙」の高村さんに、育て方のコツを聞いてみた。

まず、桜盆栽もほかの桜と同様の時期に咲くのだろうか。

「地域により異なりますが、その地域の桜が咲く時期と同じ時期に咲きます。大体3月末〜4月上旬でしょうか。お部屋のなかに置いておくと、少し早く咲くこともあります」

桜盆栽は初心者でも簡単に育てられるのだろうか。特に水やりの頻度も気になるところ。

「もちろん植物ですから、次の年もキレイな花を咲かせるにはある程度の世話はしてあげなければいけません。まず水やりですが、土の乾燥具合を見ながら、春前の今の時期だと2〜3日に1回程度、春は1日に1回程度、夏は1日に2〜3回程度の水やりが必要です」

なるほど、夏のシーズンは特に水やりに気を使わなければいけないようだ。では、置き場所はどこが良いのだろう。室内でも大丈夫なのだろうか。

「桜は日当りを好みますが、半日陰でも環境に合わせて育ちます。風通しの良い場所に置くのが理想で、冬は風や霜のあたらない陽だまりに置くのが良いでしょう。基本的には室外管理となっており、室内に置いておくのは最長で2〜3日を目安にしてください」

ここまで聞くと、自分でも育てられそうだと思った人も多いのでは。ほかにどのようなことが必要となってくるのだろうか。

「今年だけでなく来年もキレイな花を咲かせるには、適度な肥料を与えることや、伸びた枝の先をハサミでカットする芽摘みなどがあります。当店で販売しているものに関しては、育て方のマニュアルも同梱していますので参考にしてください。手を掛けて育てた桜は、なおさらキレイに見えると思いますよ」

なお、同店では4000〜5000円位の桜盆栽が売れ筋とのこと。価格も思ったほど高くない。今年は自宅で満開の桜を眺めながらカンパイしてみては!?

●取材協力
盆栽妙
HP:http://www.bonsaimyo.com
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