ご好評につき第2弾発売!
『あなたの青春プレイバック、PART2』昭和40~50年代前半、日本で流行した洋楽ヒット全集
『続・青春のゴールデンポップス』 Golden Pops Around Showa 40s
定価\2,500+税(税込価格\2,700) 歌詞・対訳付き/解説:カール南澤 購入する |
ベイ・シティ・ローラーズ/ジャニス・イアン/サイモン&ガーファンクル/バリー・マニロウ… 初めて買ったレコード、ラジオのチャート番組で覚えたヒット曲、下敷きに挟んでいたアイドル、懐かしいスクリーン・ミュージック、テレビから流れてきたイージー・リスニングなど、昭和40~50年代前半、日本で流行した洋楽ヒット全集。
日本のヒット・チャートを賑わせるのは、およそいつの時代も主に日本人アーティストであることは明白だが、その上位の一角を海外アーティストが担っていた時代が確実に存在していた。メガ・ヒットの法則に則った日本人による楽曲が強くなっていった90年代以降、その傾向は急速に薄れていったが、ざっくりと60年代後半から80年代までは様々な海外アーティストによる百花繚乱な楽曲が日本のシングル・チャート(セールスであったり、ラジオであったり)を賑わせていたのは紛れもない事実だ。特に70年代(昭和45~54年)の充実ぶりは、ここ20年ほどの日本のヒット・チャートしか知らない世代にとっては衝撃的かもしれない。
さてこの『続・青春のゴールデンポップス』に収録した楽曲たちは、おおよそ昭和40年代~50年代前半に日本でヒットした海外アーティストの作品である。英語圏のみならず実に様々な国のアーティストによる、様々な言語の曲がヒットしており、英米のヒット・チャートに左右されない、日本独自のヒット構造があったことがわかる。そしてこれらの楽曲たちは、同時代に生きていた人々にとって、時代背景や自らの境遇を思い起こさせるある種の郷愁を伴った共通の感覚を呼んでくれる。ジャンルや伝えるメディアも細分化した21世紀以降に希薄になったこの共有感… 永遠にキラキラと光るこれら楽曲たちと一緒に、この共有感をいつまでも楽しもうではないか。 (文:カール南澤)
■選曲・監修:カール南澤 / KARL MINAMISAWA
Music Spreader/Music Journalist。80年代驚異の音楽サークル「Galaxy」に所属しながら、Motown Familyの会長を務める。ビルボード・チャートを追い求めながら、90年代から音楽専門誌や洋楽国内盤のライナーノーツを中心に執筆。四半世紀にわたるレコード会社勤務を経て、現在は音楽ジャーナリスト/アイドル・プロデューサーとして活躍中。FM Yokohama「Travelin' Light」(毎週土曜11時~)内の「Hits Box」コーナーにレギュラー出演中。
DISC1 | |
1. |
二人だけのデート/ベイ・シティ・ローラーズ [昭51] Bay City Rollers - I Only Want To Be With You |
2. |
夢みるダンス/バスター [昭52] Buster - Dance With Me ポストBCRの筆頭!本人たちも出演した「チョコフレーク」(森永製菓)のテレビCM曲。 |
3. |
Oh!クッキー・フェイス/ティナ・チャールズ [昭52] Tina Charles - Cookie Face 故・夏目雅子が出演したカネボウ化粧品のCMソング。後に夏目さん自身も日本語でカバーしている。 |
4. |
シュガー・ベイビー・ラヴ/ルべッツ * [昭49] The Rubettes - Sugar Baby Love 英国のグループで、本国で8週連続1位。日本でも「All Japan Pop 20」他ラジオ局チャートで1位を記録。 |
5. |
荒野のならず者/スリー・ディグリーズ [昭48] The Three Degrees - Dirty Ol' Man “世界の恋人”、“フィラデルフィアのセクシー・ダイナマイト”と呼ばれ本国アメリカ以上の人気を獲得。 |
6. |
涙のディスコティック/フィリー・デボーションズ [昭50] Philly Devotions - I Just Can't Say Goodbye 70年代後半の世界的ディスコ・ブームの中、日本で独自にヒット。チャチャなどディスコ・ステップの代表曲。 |
7. |
1963年12月(あのすばらしき夜)/フォー・シーズンズ * [昭51] The Four Seasons - December, 1963 (Oh What A Night) 60年代のスター、フランキー・ヴァリ率いるフォー・シーズンズがこの曲で大復活!映画『ジャージー・ボーイズ』でも歌われている。 |
8. |
水曜日の夜/ニニ・ロッソ * [昭47] Nini Rosso - Wednesday Night 日本のお茶の間にもお馴染のイタリア人トランペッター。「水曜ロードショー」のテーマ曲として長年使用されていた。 |
9. |
ウィル・ユー・ダンス/ジャニス・イアン [昭52] Janis Ian - Will You Dance? ドラマ『岸辺のアルバム』の主題歌として大ヒット!アルバム『奇跡の街』は日本だけで100万枚を超えるセールス。 |
10. |
哀しみのマンディ/バリー・マニロウ [昭50] Barry Manilow - Mandy シンガーとして最初のヒットで、一気にナンバーワンを獲得した記念すべき作品。 |
11. |
落葉のコンチェルト/アルバート・ハモンド [昭48] Albert Hammond - For the Peace of All Mankind 「カリフォルニアの青い空」で知られる英シンガー・ソングライターの日本独自ヒット。 |
12. |
木枯らしの少女/ビョルン&ベニー * [昭47] Bjorn & Benny - She's My Kind of Girl 後にアバを結成する男性デュオ。日本で50万枚以上のセールスとなった1972年の大ヒット曲。 |
13. |
心の扉を開けよう/メラニー [昭46] |
14. |
ママはダンスを踊らない/ロギンス&メッシーナ [昭48] |
15. |
オー・シャンゼリゼ/ダニエル・ビダル * [昭46] |
16. |
ケ・セラ・セラ/メリー・ホプキン * [昭45] |
17. |
僕のリズムを聞いとくれ/サンタナ [昭46] |
18. |
シーズン/アース&ファイアー * [昭45] |
19. |
愛の聖書/クリス・モンテス * [昭44] |
20. |
スーパーバード/ニール・セダカ [昭46] |
21. |
ミスター・マンデイ/オリジナル・キャスト* [昭45] |
DISC2 | |
1. |
モンキーズのテーマ/モンキーズ * [昭42] The Monkees - (Theme from) the Monkees 英のビートルズに対して米のモンキーズ。日本でもテレビ放映されていた『ザ・モンキーズ・ショー』のテーマ曲。 |
2. |
恋はリズムにのせて/アンディ・ウィリアムス [昭42] Andy Williams - Music To Watch Girls By 1940年代から活動するアメリカの国民的歌手。1967年の来日と相俟って、日本でヒットした異色の作品である。 |
3. |
ノックは3回/トニー・オーランド&ドーン [昭45] Tony Orlando & Dawn - Knock Three Times 「幸せの黄色いリボン」(73年)、「恋のシーソー・ゲーム」(75年)、そしてこの曲、3曲の全米シングル1位を持つ。 |
4. |
雨にぬれても/B.J.トーマス * [昭45] B.J. Thomas - Raindrops Keep Fallin' On My Head 70年代の幕開けを飾った大ヒット曲。P・ニューマン、R・レッドフォード出演の映画『明日に向かって撃て』挿入歌。 |
5. |
花のサンフランシスコ/スコット・マッケンジー [昭42] Scott McKenzie - San Francisco (Be Sure To Wear Some Flowers In Your Hair) 60年代後半の「ラヴ&ピース」精神を謳ったヒッピー賛歌。スコットはビーチ・ボーイズ「ココモ」の共作者としても知られる。 |
6. |
コーヒーもう一杯/ボブ・ディラン [昭51] Bob Dylan - One More Cup Of Coffee 円熟期を迎えた70年代の名作『欲望』に収録。日本独自のシングルとして、洋楽チャート番組にチャートインした名曲。 |
7. |
ボクサー/サイモン&ガーファンクル [昭44] Simon & Gafunkel - The Boxer “ポップ・ミュージック史上最も成功したデュオ”と呼ばれ、日本でも人気は凄まじく、この曲も本国以上にヒットした。 |
8. |
輝く星座~レット・ザ・サンシャイン・イン/フィフス・ディメンション [昭44] The 5th Dimension - Aquarius/Let The Sunshine In ミュージカル『ヘアー』で使用された「Aquarius」と「Let The Sunshine In」のメドレー。全米No.1ヒット。 |
9. |
悲しき鉄道員/ショッキング・ブルー * [昭45] Shocking Blue - Never Marry a Railroadman 「ヴィーナス」でお馴染み、オランダのロック・バンド。日本でもオリコン・シングルランキングで2位を記録。 |
10. |
雨/ジリオラ・チンクェッティ * [昭44] Gigliola Cinquetti - La Pioggia 日本ではビートルズ最大ライバルとまでいわれた伊・女性シンガーの代表曲。テレビCMで使われリバイバル・ヒットも。 |
11. |
悲しみの兵士/シルヴィ・バルタン [昭45] Sylvie Vartan - Les Hommes 本国フランス以上に日本でヒット!「オール・ジャパン・ポップ20」等の洋楽チャート番組の上位にランキングされた。 |
12. |
哀愁のヨーロッパ/サンタナ [昭51] Santana - Europa (Earth's Cry, Heaven's Smile) 日本独自にシングルカットされ、“哀愁のギタリスト”というイメージを決定づけた特大ヒット。 |
13. |
アメリカン・ウーマン/ゲス・フー [昭45] The Guess Who - American Woman カナダのバンドが歌う「アメリカン・ウーマン」。全米No.1をはじめ、日本も含め世界的なヒットになった。 |
14. |
貴方だけを愛して/スージー・クアトロ * [昭48] Suzi Quatro - Can The Can 日本で先行してブレイクしたスージーの出世作。当時、“サディスティック・ロックの女王”と呼ばれていた。 |
15. |
黒い炎/チェイス [昭46] Chase - Get It On シカゴやBS&Tと共に“ブラス・ロック”を牽引。このデビュー曲は和田アキ子がレパートリーに加えるなど日本でも大ヒット。 |
16. |
刑事コロンボ (ミステリー・ムーヴィーのテーマ)/ヘンリー・マンシーニ楽団 [昭46] Henry Mancini And His Orchestra - Mystery Movie Theme 1972年からテレビ放送されたドラマ「刑事コロンボ」のテーマ曲として、日本で最も有名なマンシーニ作品だろう。 |
17. |
恋のバンシャガラン/シルヴァー [昭51] Silver - Wham Bam (Shang-A-Lang) いわゆる「一発屋」とも言われるが、その後のAORに通じる極上のポップ・ソングを残し、日本では今も人気が高い。 |
18. |
すてきなサンデー/バスター [昭52] Buster - Sunday 世界中を席巻したBCR旋風のフォロワーとしてこの曲でデビューし、日本では武道館公演を実現している。 |
19. |
夢の中の恋/ベイ・シティ・ローラーズ [昭52] Bay City Rollers - You Made Me Believe In Magic アルバム『恋のゲーム』からシングルカット(全米シングル10位)。当時のディスコ・フレイヴァーを感じさせる。 |
20. |
恋にノー・タッチ/エリック・カルメン [昭51] Eric Carmen - Never Gonna Fall in Love Again 「オール・バイ・マイセルフ」に勝るとも劣らない名曲。ラジオ洋楽チャート番組では軒並みトップテン入りした。 |
21. |
涙色の微笑/バリー・マニロウ [昭53] Barry Manilow - Can't Smile Without You ディスコ人気の高い「コパカバーナ」と共に、老若男女に愛され続けるメロディ。トヨタ自動車「プリウス・アルファ」のテレビCMで使用。 |
(*印は他レコード会社からのライセンス音源)
ライセンス協力:JVCKENWOOD Victor Entertainment Corp. / SHINKO MUSIC ENTERTAINMENT CO.,LTD. / USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY / Warner Music Japan Inc.
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