住まいの雑学
磯部美緒/企画・エフェクト
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2015年5月11日 (月)

手づくりアロマバスソルトで、癒やしのバスタイムを!

手づくりアロマバスソルトで、癒やしのバスタイムを!(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

暖かい季節が来たとはいえ、夜はまだまだ冷える日も。お風呂でしっかり体を温めてから、寝たいものである。そんなときに便利なのが、体を芯から温めてくれるバスソルトだ。このバスソルトは簡単に手づくりできるうえに、アロマをプラスして香りも楽しめるという優れもの。

そこで今回は、All About「アロマテラピー」ガイドである中野智美さんに、アロマ入りバスソルトのつくり方を指南していただいた。まず、バスソルトの効能について。

「岩塩や海塩などミネラルを含む塩には、体を温める作用や発汗作用、代謝をよくしてデトックスする働きがあり、むくみやたるみの改善、引き締めを後押しするような効果があるんです。塩にアロマで香りをつけたものがバスソルトです」

なるほど。さっそくつくり方を聞いてみた。

●バスソルト(1回分)
<材料>
・塩(岩塩や海塩など、精製されすぎていない自然塩)…大さじ1~2
・好みのエッセンシャルオイル…1バスタブにつき1~5滴
<つくり方>
1.清潔なガラス容器に塩を入れ、オイルを落として竹串などで混ぜる
2.ガラス瓶に入れてふたをし、日のあたらないところで保管する

ところで、“1バスタブ”とは聞き慣れない単位だが?

「1バスタブとは“お風呂1回分のお湯”を指しています。1バスタブにつき1~5滴とは、例えば1つのお風呂に2人が順番に入るとして、1人目が2滴のエッセンシャルオイルを使った場合、2人目の人は1~3滴入れられるということです。バスソルトを使う場合も、最大5滴以内となるようにしてください」

エッセンシャルオイルの合計量で考える、ということだそうだ。次にこのバスソルトに使う、春におすすめのエッセンシャルオイルとその香りの働きも聞いてみた。

●ローズマリー
新生活にも慣れてきて一息つきたい、ちょっと無気力気味かも? そんなときに。

「すっきりとさわやかなローズマリーは集中力、記憶力を高め、気力を上げてくれます」

●カモミールローマン、ゼラニウム、ラベンダー
〝とにかくリラックスしたい……”、そんなときに。

「カモミールローマンはりんごっぽいフルーティな香りで、安眠効果や体を温める効果があります。ゼラニウムはローズ調の香りで、女性ホルモンや肌の皮脂バランス、感情のバランスを整える作用があり、むくみにも効果的。ラベンダーは清潔感のある香りで沈静効果が高く、心を落ち着かせてくれるので眠る前にもぴったりです」

どの香りもフローラルトーンで癒やされる上、肌への刺激になりにくいという特長があるそう。柑橘系、スパイス系の香りは肌がピリピリしてしまう人もいるので、避けた方がいいかもしれない。

バスソルトはつくり置きすることは可能なのだろうか?

「つくり置きはしないことをおすすめします。その日の気分に合うものを1回ごとにつくって使うのがベスト。もし一度にたくさんつくる場合、香りがとんでしまうので5日分くらいまでが良いでしょう」

毎回ちがう香りを楽しむのがよさそうだ。最後に、バスソルトを使うときの注意を教えていただいた。

「バスソルトはお湯に入れたらよくかき混ぜてください。オイルは水に溶けにくく、水面にたまりがち。混ぜることで均一に広がって安全とも言えますね」

思いのほか簡単につくれるバスソルト。お好みの香りでぜひ試してみてはいかがだろうか。

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