住まいの雑学
梅雨の悩み、カビ・じめじめ撃退
池谷梢 /企画・エフェクト
池谷梢 /企画・エフェクト
2015年6月2日 (火)

エステーに聞く! クローゼット、寝室…梅雨の湿気・カビ対策

エステーに聞く! クローゼット、寝室…梅雨の湿気・カビ対策
写真: Fuse / thinkstock
梅雨入りはまだ先だが、梅雨時の大敵である湿気やカビを抑えるためには、やはり事前の対策が重要だ。今回は本格的な梅雨を前に、寝室やクローゼットにスポットを当てて、エステー・研究グループの高岳さんに湿気対策を聞いてみた。

――寝室のカビを防ぐために、普段からできる対策は?

カビが発生する原因は、空気中の湿度の高さだけではありません。発生する場所の、表面の湿度が高いことが原因です。寝室は湿気がたまりやすい北向きなどにあることも多いため、1日1回は換気をしましょう。外気との温度差を小さくすると、結露も防げます。窓が開けられなければ、部屋の入り口のドアを開けておくだけでも大丈夫。除湿機をかけたり、換気扇を回すのも効果的です

――やはり一番の対策は換気なんですね。では、寝室の中でも湿度が溜まりやすい布団の対策はあるでしょうか?

人は一晩にコップ1杯分の汗をかくといわれています。朝は布団をすぐ畳まず、しばらく掛布団を半分めくっておいたり、敷布団との間に隙間を空けておくと湿気がとれます。布団が干せないときは、敷布団の下に置くタイプの除湿剤などもあるので、利用してもいいかもしれません

――クローゼットや押入れなど、狭い空間の除湿はどうしたらよいのでしょうか?

除湿剤は、狭い密閉された場所で使うと効果的です。湿気は下のほうに溜まるので、いくつか段のあるクローゼットであれば、下段の隅に置くと効率がいいですね。1つで足りなければ、広さに合わせて複数個おくとさらによいでしょう。

――除湿剤を使うほかにもコツはありますか?

押入れはぎゅうぎゅうに物をつめると空気の流れが悪くなるので、全体の8割くらいに留めておきます。扉の隙間を空けて、押入れに向けて扇風機で風を送ると湿気を飛ばせますよ

カビが発生してから取り除くのは、手間も時間もかかるもの。早めの対策を心がけて、今年の梅雨は快適に過ごしたい。

●取材協力
エステー
https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2015/05/889b28f3adbb0a611090654eeba9bc9d.jpg
梅雨の悩み、カビ・じめじめ撃退 梅雨の季節のカビ・じめじめ、上手なお掃除のポイントや除湿機、便利グッズで乗り切ろう!
18
前の記事 「●●したら罰金!」家族の罰金ルール、ありますか?
次の記事 ダニは梅雨明けに増える! ダニ繁殖3条件とその対策
SUUMOで住まいを探してみよう