株式会社リクルート住まいカンパニー（本社：東京都千代田区）が運営する不動産・住宅サイト『SUUMO（スーモ）』は、住まいや暮らしに関する様々なテーマについてアンケート調査を実施し、調査結果を「SUUMOなんでもランキング」として紹介している。
10月13日は引越しの日。明治元年のこの日に、明治天皇が京都御所から江戸城（現在の皇居）に引越しをしたことから制定された。そこで、今回は、「あなたは引越しをしたとき、ご近所にあいさつしますか？」をテーマに調査結果を発表。調査実施時期は2014年4月15日～4月16日、調査対象は全国の20～59歳までの引越しをしたことがある男性154名・女性166名、調査方法はインターネット、有効回答数は320。
『あなたは引越しをしたとき、ご近所にあいさつしますか？（単一回答）』の質問に「はい（あいさつする）」が70%、「いいえ（あいさつしない）」が30%という結果に。みんなきちんとあいさつをしているようだ。「するのが常識」という意見はもちろん、「近所の人がどんな人か知るため」にあいさつをしたという人も。また、持って行くものとしては、タオル、お菓子、洗剤など、消耗品や食品を渡すという声が多くあった。お菓子のなかでは、前に住んでいた土地ならではの名産品を持って行くという回答も。変わり種としては砂糖（グラニュー糖など）、おはぎなどがあった。
一方、あいさつしない人の理由としては「ひとり暮らしだと逆に危険だと聞いたから」「ひとり暮らしで近所付き合いがないから」などの声が。特に女性のひとり暮らしは防犯面でやめておく人が多いようだ。また、賃貸マンションの場合は長く住む予定がないのであいさつしないという人が多く、一軒家や分譲マンションは、近所付き合いがあるのであいさつするという傾向にあるよう。一見面倒でもこの機会にあいさつしておくと、それから先の生活が充実することも。自分が暮らしやすくなるために、あいさつを肯定的に考えてみるのもいいかもしれない。
【回答（一部紹介）】
●はい：小さい子どもがいるので迷惑がかかるので。あいさつの品は食器用洗剤とスポンジのセット。（26歳・女性）
●はい：子どものいる家庭が多かったので、お菓子のギフトセットみたいなものを渡しました。（22歳・男性）
●はい：この先ずっとご近所さんなので、あいさつは基本だと思った。500円くらいで、あっても困らないサランラップとティッシュにしました。（36歳・女性）
●はい：シェアハウスなので、同居生活を円滑にするために。今回の引越しの際には地元のお菓子を持っていきました。（23歳・女性）
●はい：引越し時の騒音で迷惑をかけたお詫びに。グラニュー糖。（48歳・女性）
●はい：自分からあいさつしに行くのは、礼儀というよりは危機管理の意識の問題だと思う。自分もあいさつにこない世帯を快く思わない。普通の行動ですら悪く取ってしまう。（31歳・女性）
●はい：何かあったときに、近所の人の顔を知らないとお互い助け合いできないから。（40歳・女性）
●いいえ：近所付き合いがあまり無さそうだったから。（25歳・女性）
●いいえ：されたことがないし、単身者用の住宅なので相手がいないことが多い。（36歳・男性）
●いいえ：ひとり暮らしだと、逆に危険だと聞いたから。（32歳・女性）
●いいえ：新興住宅地で、まだご近所さんが全くいらっしゃらなかった。（32歳・女性）
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