ライフ

希少な三毛猫のオス 「価値は2000万円」という説の真偽は?

 三毛猫は基本的にメスしか生まれず、オスの三毛猫が珍しいことは猫好きでなくとも有名な話だ。赤川次郎の「三毛猫ホームズ」ももちろんメス。

 オスの性染色体は「XY」で、メスは「XX」。そのうち「X」にしか、黒や茶(オレンジ)の毛色を決定する遺伝子情報は乗らない(白は性染色体ではない染色体に乗っている)。よってXが1つしかないオスは最大2色にしかならないのだ。「XXY」となる染色体異常によってオスの三毛猫が生まれる確率は3万分の1とされる。

 かつてテレビ番組でその価値は2000万円にもなるといわれたが、実際はどうなのか。高級猫専門ショップ・キティダイヤモンドのアドバイザーである杉田郁子さんに聞いた。

「それは都市伝説ですね。確かに三毛猫のオスは希少です。ただ日本猫は血統書付登録がなされていないので、取引価格は0円。街で見かける日本猫と同じです」

 血統書がないから、三毛猫のオスだけでなく「日本猫」自体の市場が存在しない。そのためペットショップでは取り扱っていないのだ。また、三毛猫のオスは染色体異常ゆえ比較的短命なことからも、仮に販売されても高値はつかないといわれている。ただ、アメリカで日本猫を元に交配された「ジャパニーズボブテイル」という種類は5万~10万円で販売されている。

※週刊ポスト2015年7月17・24日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン