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狩野 栄信 (伊川)
KANO Naganobu(Isen)

1775−1828




「表:桐松に鳳凰」「裏:月夜葡萄図(つきよぶどうず)屏風」

1802−1816(享和2年−文化13年)
表:紙本金箔地着色 裏:紙本金箔地墨画
表:各160.3×355.8cm 裏:各177.2×363.6cm
平成8年度購入

表の「桐松に鳳凰」は狩野家の伝統図様を継承している。極めて高度な技術に支えられた本格的な金地着色で、金地に色彩が美しく映える大画面の優品。                                      
百猿図

百猿図

1802-16(亨和2-文化13)年
絹本着色 124.2×54.0
平成10年度購入

渓谷のなかに手長猿を多数描くもので、長寿や縁の萬意をこめためでたい主題。細部描写は素晴らしく、さまざまな姿態の猿が計百匹描きこまれている。先行する同画題作の図様を継承しながらも、画面のすみずみまで入念な環境描写をみせ、江戸後期らしい画風をしめしている。昨年の「異彩の江戸美術・仮想の楽園」展出品作。九鬼家旧蔵。                                      


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