3世帯に1世帯はペットを飼っている昨今、ペットは家族同然だという人がほとんどではないでしょうか。

そんな中で絶対避けて通ることができないのがペットの死。一般的に犬の寿命は10年から13年、猫の寿命は15年とされているため、自分がまだ元気なうちに今生の別れを経験しなければならない、もしくは経験したという人が多くいらっしゃることでしょう。
ペットを喪った悲しさから鬱状態に陥るペット・ロスなんていう言葉もあるくらいですが、最近では絶対に訪れるペットの死にきちんと向き合えるように墓活する飼い主さんが増えているそうです。

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家族とペット

■一緒のお墓に入りたい場合

個人の意志を尊重したくとも、管理者のいる霊園にお墓がある場合は問い合わせてみないとペットと一緒のお墓に入ることは難しいそうです。宗教によっては人間とペットは違う世界の生きものだという考え方があるために、いくら家族扱いをしていたとしてもお断りされてしまう場合があるのだとか。
霊園検索サイト「いいお墓」ではペットと一緒に入れる霊園・墓地一覧を地域別に検索することができるようになっており、その様子からも需要の高まりがうかがえます。

▼参考
いいお墓(HP)

■いつもペットを側に感じていたい

ペットが亡くなっても写真や映像など残しておいた思い出を再々引っ張り出して眺めている飼い主さんは多いと思いますが、遺骨をペンダントに入れたり、遺灰でダイヤモンドをつくったり、毛をクリスタルに閉じ込めてアクセサリーにするなんていうサービスも登場しています。
ペットの肉体はなくなってしまったけれど、毛や骨の一部を身につけることで「一緒にいる気がする」と考える飼い主さんが多いのだとか。

▼参考
遺骨ペンダント(HP
ペットのメモリアルアクセサリー(HP)
納骨アクセサリー(HP)

■遺灰を散骨してあげる

また、綺麗な場所やお庭に遺灰を散骨してあげるという飼い主さんも増えているそうです。散骨については法務省が「葬送の目的ならば節度を持って行えば問題ない」との見解を示しているそうですが、遺灰は「粉骨」にする必要があったり、どこでも自由にまけるという訳ではありません。そのため、ペットのお墓情報を扱う「ペットのお墓」によると、最近はペットの散骨を請け負う業者も登場しているそうです。

▼参考
ペットと共に散骨(HP
ペットのお墓(HP

犬の形の雲

ペットとの別れは身を裂かれるほど悲しい出来事ですが、ペットがまだ元気なうちに墓活していずれ来る別れに備えておくというのは、その後の人生をペットと過ごした素晴らしい思い出と共に生きていくためには必要なことです。
生きているうちからペットの死なんか考えたくないと思うかもしれませんが、いざというときになったらしばらく何も考えられないことは想像に難くないですよね。
ペットが大事であれば大事であるほど、ペットの墓活について少し時間を取って考えてみることはペット・ロスに備えるためにも必要なことではないでしょうか。

(文:貴崎ダリア)