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ヒロネちゃん

2nd album

目隠し 照れ隠し

1. 少女事情

2. ピンポンダッシュ

3. 最後の地球

4. さみしいキャラメル

5. センチメンタルちゃん

6. 目隠し

7. 照れ隠し

8. ミルクティー

9. 幻が死ぬ前に

10. あなたの宇宙、わたしの鬱。

11. 内緒

12. さよならモンスター

2016年3月23日発売 

mekakusi records

価格 2000円(税込み)

プロフィール

ヒロネちゃん

鍵盤シンガーソングライター

 

この歌だれにも分かってもらえなかったから、夢なんてだれにも言えなかった。だからひとりでこっそりスタートしたライブ活動。

高校三年生の冬、初ライブは動員ゼロ、無力無善寺にて。

 

2014.11.2 初ワンマンライブ〈アイドルになりたかったあの子〉開催。

2015.3.29 大森靖子洗脳ツアー鳥取公演オープニングアクトに大抜擢され共演を果たす。

2015.4.1 自主制作CD「神様」ディスクユニオンインディーズチャート第一位獲得する。

2015.7.22「きみの死因になりたいな」を初全国流通し各界から絶賛を受ける。同月26日、ワンマンライブで下北沢THREEをソールドアウト、大成功をおさめる。

2016年mekakusi recordsを自ら立ち上げ、すさまじいペースで進化を遂げるであろう。


クラシックとポップスの融合で確立した独自の世界観、文学的な恋愛歌詞、確かなピアノ演奏技術。様々なものを吸収して生み出された彼女の音楽は唯一無二で、宇宙のような底知れぬ魅力がある。

 

 

 

好き

むらさき、ピアノ、お洋服、なに着ようかなとかどれ買おうかなとか洋服を選んでるその時間、お買い物、高円寺サウスポー、古着、ドクターマーチン、夢、カラコン、川上未映子、谷川俊太郎、プラネタリウム、エビチリ、担々麺、ガチャガチャ、クレーンゲーム、ぬいぐるみ、うさっぴー、ラメのり、なにとも比べない人、やさしい人、褒められること、宇宙、図鑑、映画、部屋、深夜とか早朝とか人が寝ている時間帯。

「目隠し 照れ隠し」へ

普遍的で、しかし退屈ではない

稀有な例ではないかと思います。

照井敦政(ハイスイノナサ)

ぼんやり始まったアルバム制作でしたが、進めていくうちにバカみたいに盛り上がったり、レコーディング中もめたり(笑)おいしいものたくさん食べたり、色々ありましたね。

少女事情のアレンジを始めたとき最初はパッとしなかったけど、ブツ切りにしたギターの音を放り込んだら超カッコよくなって2人でめっちゃテンションあがったね!あれはマジよかったね〜(笑)

さみしいキャラメルはヒロネちゃんとしてはバンドサウンドなるのが想像できないって言いながら依頼を受けたから、びっくりさせてやろうって感じでアレンジしたんだけど、聴かせるまでは「やりすぎたかな?」とか不安でした。結果めっちゃ気に入ってもらえたので自分としてもすごく自信作ですよ!

 

鳥取でのボーカルレコーディングでは何回も何回も歌ってもらったけど、ほんとよくがんばりました!てかあなた辛いものばっか食べてよく喉壊さないね?

 

ほんとにおつかれさまでしたが、これが始まりって感じだからこれからツアーとか次回作とか、ゆる〜くがんばりましょ〜!この春から東京で活動のサポートをすることになるから、今まで以上に頑張るよ!

これからもよろしくね〜

 

mekakusi records staff  野澤翔太

楽曲紹介

事情

 


この歌は、はじめて作ったうた。

曲作りに対しての雑念とか手癖とか一切なしのクリアな状態で作ったから、わたしの好きなうたができた。誰かのことを思ってとか、売れ線の曲とか、そういうのも良いけど、自分のためだけに作ったうたは、やっぱすごく特殊で大切。


少女事情はいろんな形で発表してきたけど、今回、野澤さんが愛を持ってアレンジしてくれた少女事情、これが最新でありながら最終形になった。
最高傑作をアルバムに封印できてとってもうれしいです。

ンポンダッシュ

 

 

来来来チームさんにアレンジの依頼をした。

そしたら、ーチューンになった。はじめてスタジオにはいったとき、はじめてアレンジを聴かせて頂いたとき、鳥肌がたった。あたらしい世界だった、けど懐かしい感じもした。このアレンジは来来来チームさんにしかできないし、スタジオもレコーディングもとにかくとにかく楽しかった。


楽器を弾かないで全身で歌って表現するってこんなに楽しいんだって思って、スタジオとかの帰り道は毎回録音を聴きながら帰った。しあわせだった

 

最後地球

 

「怖がってなんていないで、さみしいはただの青」

このフレーズが浮かんだから一気に書き始めた。青色っていちばん悲しい色だと思う。地球の空とか海とかなんで青いんだろうね。

 

この歌は、一番では世界が終わる直前、二番は世界が終わった直後、そして最後のサビでは「きみ」の立場に変わって作った。最後だけ、きみが歌ってるっている面白い構成。

テーマやタイトルは暗いけど、暗いだけじゃない希望のある歌にしたくて軽やかなメロディーをつくり、そこにポップなアレンジをお願いした。

 

 

 

ンチメンタルちゃん

 

 

前曲「さみしいキャラメル」との落差を付けるため、もっともシンプルな弾き語りという構成にした。より繊細な音作りを目指し、照井さんに録音をお願いした。

 

いつか好きも嫌いもなくなるのなら、そのときまでその嘘を愛せば少しはしあわせなのかな。

じぶんのことを好きでいてくれるのがうれしいとか嫌いになられたら悲しいとか、それらはすべて結局はじぶんに向けた愛だからむなしい。

 

 

照れ

 

このアルバムのために書いた歌。

大学の図書館で見つけた「宇宙の海」というタイトルの本、すごくいいタイトルだなと思いノートにメモしてあったのを後日見つけ、そこから曲を作ってみた。勝手な想像だったけど、海にも宇宙があるなと思った、一番遠いけど一番近い、だから離ればなれじゃない、そんなことをそのまま歌詞にした。

 

ヴァイオリンに参加していただき、より深みのある音楽になった。10年後も20年後も通用するような本当の音楽をわたしはつくっていきたい。

 

 

幻がぬ前に

 

 

ある日の帰り道お月様が満月になろうとしているのが見えて、明日にはなるのかな、でもすぐ欠けちゃうよな、けどまたまんまるになるんだよな〜とか考えてたら冒頭のフレーズが頭の中でできあがっていました(笑)

 

「やっぱりきみと同じでいたい」の「やっぱり」という言葉の中には不安とか焦りも含まれている。ひとりで悲しまないでほしいし強くなったふりしないでほしい、好きとか嫌いにどっちが強いとか弱いっていらなくて、あたりまえに平等がいいし同じでいたい。

どうせ終わってしまうのなら、ちゃんと向き合ってみたいなと思ったのがきっかけで書いてみたんですけど、終わっちゃうって決めつけている時点でそれはもう悲しかった。

 

 

 

 

野澤さんとの共作。
ギターコードは野澤さん、歌詞はヒロネちゃん、メロディーはふたりで、という感じで作ってみた。うた自体はすぐにできたのに、タイトルが全然決まらなかった。なんだかんだでその日は「きみとぼくのうた」になったけどわたしはどうも気に入らなくて、後日「タイトルなんだけど、内緒のほうがいいよ」という超一方的強制変更LINEを送りつけ「内緒」というタイトルに決定した。

 

野澤さんとはときどき一緒に作っていたりしてじわじわと曲数増えているけど、この曲が二人ではじめてつくったうた。

さみしいャラメル

 

弾き語りを始めてから約2年、さみしいキャラメルは最初の頃からあった歌。エレクトリックピアノの弾き語りでやさしく歌い続けてきた。

 

アルバムを制作するにあたり、この曲をアレンジしてみないかという提案を頂いた。でも、バンドになるというイメージが全然つかなくて、寧ろ崩れてしまうんじゃないかとか、正直、危惧していた。けど、アレンジしてくれた野澤さんが毎日のように、すっごいやばいとかやばいやばいやばいとか言ってくるからなにがやばいんだよと思ってたら、アレンジが超かっこよくできてるということだったらしくて、はやく聴かせてほしいのにもったいぶられ続けていた。

ある深夜、アレンジできたよ、とメールが送られて来たから寝てたけど起き上がってダウンロードして聴いた。超やばかった。さみしいキャラメルの世界観が肥大されたし、やばい、はやくバンド編成をライブでやりたい。

後奏でいつも泣いてしまう。永遠が閉じこもっているみたいで美しい。

 

 

 

 

 

 

わたしの一番すきなうた。

 

やさしいうただから、これ以上にないくらいに、やさしいサウンドでアレンジしてもらった。

じぶんでつくったうただけど、このうたに出会えてほんとうによかった。

 

 

ルクティー

 

悲しくなったとき、泣きそうなの堪えたりすると、喉の奥が痛くなったり乾いたりしませんか。普段あまいものが苦手なのでチョコとかケーキとかあんまり食べないんだけど、なぜかあの時はコンビニでミルクティーを買って、それが不思議だったので歌詞にした。

「いつかまた会えるのなら、そのときまでは元気でね」

もう会えないきみの歌。アコギが合うから野澤さんに頼んで弾いてもらったよ。

 

あなたの宇宙、わたしの

 

 

この歌は珍しくタイトルから考えて書いたうた。

ライブのときに、曲間に転換的な意味合でうたえ

る歌があったらいいなと思って作ってみた。無力

無善寺ではじめて歌ったときお客さんが

曲間なのに拍手してくれてすごく嬉しかったのを

覚えている。

さよならンスター

 

 

アルバムを制作するにあたり、この「さよならモンスター」はアルバムの一番最後に絶対すると決めていました。すごく大事なうた。

 

寝る前も電車の中でも大学でもずっと歌詞を考え続けた。 1つじゃなくて10パターンくらい歌詞を考えてから最適なものを選び、メロディーにのせた。楽曲構成も完璧にできたと思った、だからこそAメロにもBメロにもサビにもとにかく歌詞に無駄があっちゃいけないと思って何日もかけて曲を仕上げていった。歌詞が埋まっていくにつれサビだけが納得いかなくて、地元の図書館に入り浸って恐竜図鑑や恐竜の絵本を読みあさった。恐竜の絵本ってね、ロマンティックだったり心温まるものが多かった。見た目で恐れられるけど本当は優しい恐竜がいて、好きな子ができて叶わない恋だけどずっと想い続ける、とか、森に迷い込んだ子供と一緒に住むやさしい恐竜のおはなしとか、すっごく素敵でずっと読んでた。その日のうちに、やっと納得のいくサビができた。恐竜もの?のドラマやったら主題歌にしてください、ってくらい良い歌詞になった。

 

食い尽くされてた 頭の中まで

染みわたり 溶けてゆき 

あなたにこんなに蝕まれていた

 

壮大なヴァイオリンとのアレンジも最高、特に「染みわたり溶けてゆき」のヴァイオリンの旋律がほんとうに染みわたり溶けてゆく美しさ。

このうたは、はじめて、一生歌い続けたいなと思ったよ。何歳になってもおばさんになっても。

 

 

ヒロネちゃんから

音楽活動をはじめて、もう二年が経っていました。

はじめは周りにだれもいなくて、どうしたら良いかも分からなくて、それでもただひたすらに歌を作って歌っていました。二年前の夏、いちばん不安定な時期はなぜか毎日のように涙がとまらなかったのを覚えています。いつも漠然とした不安に押しつぶされていました。わたしには歌しかなかった、それがすごく怖かった。歌しか楽しくないし歌でしか生きてるってわからなかった。歌をうたってなかったら今の自分がなにしていたかまったく想像つかないし、あのとき野澤さんが「カロリーメイトいい曲ですね」ってコメントしてくれてなかったら野澤さんが活動を支えてもらっていなかったら今のわたしはないし、今まで起きた事ひとつひとつのすべてがほんとうに奇跡です。このアルバムもたくさんの方に助けてもらい、完成させることができました。

 

「目隠し 照れ隠し」にはあの頃と今が封じ込まれているアルバムです。たくさんのやさしさとかと一緒に封じ込まれています。あの頃の私は上手に笑えなくて生きれなくて、そんな現状を変えようと必然的にはじめたのが弾き語りだった。さみしいとか、嬉しいけど悲しい、を歌にすることによって安心出来たし、それを歌えば共感してもらえたりした。今こうやって、たくさんのやさしさや痛みを感じてできた歌たちが一枚のアルバムになりました。

 

「目隠し 照れ隠し」を聴いてくれた一人でも多くの方に、この音楽を、

大切だって抱き締めてもらえますように。

 

ヒロネちゃん

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