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凶が多いといわれる浅草寺のおみくじ 古来からの割合を厳守

 今年も初詣者数全国トップ5に入り、不動の人気を誇る東京・台東区の浅草寺。

「名もなき漁師がすくい揚げた観音像を、人々が信仰 篤く拝んだことが浅草寺の始まりです。以来、1400年近く、庶民の切実な祈りを聞き、心のよりどころとして愛され続けている寺なのです。観音様はもっとも慈悲深い仏様で、一心に拝めば苦を除き、喜びを与えてくださいます」

 そう語るのは、浅草寺の執事長の守山雄順さん。また、浅草寺のおみくじは凶が多いとの指摘もあるが、実際は?

「浅草寺のおみくじは、平安時代比叡山延暦寺の良源僧正が考案されたとされる伝統的なもの。古来、くじ100本中大吉17、吉35、半吉5、小吉4、末小吉3、末吉6、凶30と決まっており、浅草寺はこの割合を厳守しています。凶が出たら、“今は努力すべきとき”という観音様のアドバイスです。誠実に努めれば吉に転じます。辛抱して努力を重ねたら、再度おみくじを引いてみてください」(守山さん)

※女性セブン2014年2月27日号

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