家族の健康をつかさどる場所、それがキッチン。古堅式幸せ住空間メソッドの中でも「家族の幸せはキッチンから」と提唱しているくらい重要な空間といえます。そこで今回はまずキッチンまわりの梅雨対策を教えます! 梅雨時期に攻略しておきたいポイントはズバリ!「ニオイの元を徹底的に攻略しよう!」です。ニオイの元とはつまり「汚れ」です。これを古堅式整理収納お掃除術で解決していきます!
(1)キッチンまわり
キッチンを衛生的に使うためのポイントは、まずキッチンまわりに余計なモノをなるべく置かないようにすることです。なぜなら、キッチンはどうしても油汚れが飛び散る場所なので、普段使わないようなモノを置きっぱなしにしていると、モノに油が付着してしまいます。またその油汚れにホコリが付着するから、さらに厄介な状態に。
モノが多い家庭でありがちなのが、モノがすぐに取り出せると便利だと思い込み、キッチンまわりにモノを置く棚を設置すること。ですがこれは、衛生的にはNGです。モノを置く場所を増やすと作業スペースを狭めるどころか、汚れてもサッと拭くことができず、掃除が面倒になり汚れをためる原因に。キッチンまわりに置くものはなるべく厳選し、置けないものは収納スペースの中にしまうよう心がけましょう。
(2)コンロまわり
コンロまわりは壁などにも油が飛んで汚れています。汚れがひどい場合はしっかり洗剤を使って汚れを落とし、水拭きしてください。このときアルカリ電解水を使用すると、油汚れに強く、二度拭きもいらないため、短時間でパパッと掃除できるのでオススメです。
換気扇のフィルターもチェック。ここもベトベトのままだと換気する威力が落ちてしまい、部屋が油で汚れてしまいますので注意してください。
また、見落としがちなのが魚焼きグリルの中や電子レンジの中の汚れ。外せるトレーだけ洗って、中を見落としていませんか? 意外と汚れがこびりついているので、普段から使った後は固く絞ったクロスでこまめに拭くようにしましょう。
(3)シンクまわり
シンクまわりで不衛生になりがちなのが、三角コーナーと排水口の中。どちらも汚れがたまると嫌なニオイを発生させます。梅雨の時期は細菌が繁殖しやすくカビの量が増えるため、水まわりの汚れの元になるようなものを極力残さないように、こまめにゴミは捨てましょう。
また、排水口の中は汚れやぬめりがたまりやすくカビやすいので、水切りかごの中のゴミを捨てるときに、中でとまっているトラップを外し、排水口の中とトラップをスポンジかブラシで洗ってください。毎日習慣になっていれば汚れもたまらず、あっという間に排水口の汚れは落ちますよ。
ニオイの元は見えないところにも潜んでいます。キッチンの中の見落としがちな汚れをご紹介します!
(4)冷蔵庫
冷蔵庫にしまえば安心って思っている人、多いですよね~。それは大間違いです! 食材を入れ過ぎていたり、冷蔵庫内がそもそも不衛生だと食材は早く腐ります! 梅雨の時期に一度、冷蔵庫内の食材を食べきるキャンペーンをおうちで開催してください。食べきった日に冷蔵庫内の掃除をし、買い物に行けるとベストですね。
食材がいっぱい入っていると出して掃除するのが面倒なので、食材を無駄にしないためにも定期的な「食べきるキャンペーン週間」を決めてやるといいでしょう。
食材を食べきれなかったら、冷凍庫を上手に使いましょう。冷蔵庫内は1週間以内に食べきる目安を決め、残った食材はフリージングにして使う。食材も基本は冷蔵庫にしまい込むのではなく、食べきる前提で使いきり、いつも清潔な冷蔵庫に新鮮な食材を保存するよう心がけましょう。
(5)ゴミ箱
キッチンで見落としがちで、一番不衛生な場所がゴミ箱です。当たり前のことですが、ゴミはなるべくためないようにこまめに処分し、汚れたらゴミ箱自体をしっかり洗いましょう。ゴミが臭うのではなく、ゴミ箱そのものが臭っているのに案外気づいていないお宅が多い気がします。なかなかゴミ出しができないお宅でも、キッチン以外の場所で保管できる場所がないか? 保管場所の見直しもぜひこの機会にやってみましょう!
また、大きすぎるゴミ箱も問題です。大きければ大きい分ゴミもたまるし、ニオイもたまります。衛生的に暮らすためにはゴミはこまめに処分し、汚れをためない。逆にためないためにゴミ箱を少し小さくするのも、すっきり気持ちよくなっていいかもしれませんね。
梅雨が明けたらそのまま暑い季節になるので、今の時期にキッチンを快適な空間にしておくことをオススメします! 明るく清潔なキッチンで、愛する家族のために美味しいご飯をたくさんつくってくださいね♪