(1)子ども部屋のクローゼットに親のモノをしまっていませんか?
そもそも片付いていない子ども部屋をのぞいて見ると、子ども部屋で必要としていないモノ、つまり他の家族のモノが混在していることが原因で部屋が散らかっていたりします。部屋だけ見ると子どものモノであふれていますが、実はその原因は子ども部屋にある収納の中の、お母さんの着なくなった服やお父さんの趣味のモノなど、子ども部屋に必要ないモノばかりだったりするのです。そもそも本来しまうべき場所が使えない状態では、子ども部屋は絶対に片付きません!
(2)捨てるのではなく、まずはしっかり分けよう!
片付けが苦手なお母さんこそ「私は捨てられない性格だから」と言って、モノを溜め込んでしまいます。だから子ども部屋の収納の中にいつまで経っても子どものモノ以外のモノがあり続けてしまうのです。
いいですか! 「捨てろ」と言っているのではありません。とにかく今、親のあなたがやらなければならないことは、子どものモノとそうでないモノをしっかりと分けることです! 捨てられない人はどうしても捨てたくないからという理由で片付けを後回しにしてしまう人が多いようです。
(1)でお伝えした通り、子どもの部屋のモノは子どものモノを優先にしまうのが、散らからない子ども部屋をつくる第一歩。子どものモノが散らからず片付けられるように、子どもが今使っているモノがスムーズに出し入れできるようにしっかり分けていきましょう。
とはいえ、子ども部屋だからといって子どものモノをやみくもに収納していては、部屋はすぐに散らかってしまいます。まだ自分のモノを管理できない子どもにひと部屋丸ごと与えてしまうと物置部屋になる可能性が高くなるので、段階を経てから、個室を与える方が片付けられる子どもに育ちます。そこで次の3つの点に注意するといいでしょう。
(1)小さいうちは少量のモノから元あった場所に戻す習慣を身につけさせる
大人でもたくさんのモノを片付けるのは面倒なこと。それが小さいお子さんなら、なおさら! おもちゃ、衣類もいま現在「必要なモノの量」を親のあなたがコントロールしてあげて、使ったら元にあった場所に戻す習慣が身につくように導いてあげてください。また成長と共にモノは増えてしまいますので、定期的な見直しを親子でしていくようにしてください。
(2)年齢が小さいうちはなるべくリビングに近い部屋を与える
使ったら戻す習慣を身につけさせるためには、しまう場所が遠いと子どもは片付けません。いつもいる時間が長い場所がリビングダイニングである時期は、リビングに近い部屋を与えた方が片付けやすいです。親の目の届く場所で「使ったら、戻すこと」が習慣になると、リビングから離れた個室を与えても、自分で自分の事ができるようになります。
(3)部屋の使用目的をしっかり決める
子ども部屋にもしっかりと使用目的を決めましょう! 例えば「勉強に集中できる部屋」「伸び伸びと遊べる部屋」「朝までゆっくり眠れる空間」など、お子様の年齢によっても使用目的は変わってくると思うので、今の段階でどんな子ども部屋にしたいのか? しっかりと理想の子ども部屋を明確にした上で、必要なモノの見極めをしてから子ども部屋をつくって下さい。
子どもが自ら進んで片付けられるようになるためには、まずは「片付けやすい環境」になっているか? が重要なポイント! 焦らず、急がずお子さんの成長に合わせて、親であるあなたが「使ったら元の場所に戻す」を導いてあげてください!