
県政与党や経済界、労働団体などでつくる夏の参院選に向けた沖縄選挙区の候補者選考委員会(座長・新里米吉県議)は9日、那覇市内で会合を開き、元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)を擁立することをあらためて決定した。選考委では昨年伊波氏擁立を決定していたが、宜野湾市長選で「オール沖縄」勢力が支援する候補が落選したことを受け、2月下旬から再度、伊波氏の出馬を議論していた。

選考委には経済界を中心に候補見直しを求める意見もあったが、最終的に伊波氏を続投させることで意見がまとまった。新里座長は終了後、記者団に「オール沖縄がまとまって選挙戦をする意義を確認した」などと説明した。
【琉球新報電子版】