水質安全に同意、「事実無根」 企業局長、米軍に抗議


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 米空軍嘉手納基地周辺の比謝川などから国内で原則使用が禁止されている有機フッ素化合物(PFOS)が検出された問題で、県の平良敏昭企業局長は24日までに、米軍が1月24日に基地内向け通知文書で水道水の安全性について「企業局と嘉手納基地の専門家が同意した」と記述したことに対し、米軍に抗議した。県議会で仲村未央氏(社民・護憲)の質問に対し明らかにした。

 企業局によると1月29日に沖縄防衛局を通じて米軍から「協議の上の合意ではなく双方の見解が一致している旨を記載した」と説明を受け、平良局長は2月15日に抗議した。
 平良局長は「合意は事実無根だ。米軍には真摯(しんし)に対応するよう今後も求める」と述べた。