新伊良部校用地白紙に 宮古島市教委、19年度開校は堅持


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 【宮古島】伊良部島の小中一貫校建設予定地が県外企業に売却された問題で宮古島市教育委員会は25日、建設地を白紙に戻すことを決めた。2019年度の開校目標は堅持したが建設地選定は不透明になった。25日の教育委員会議で全会一致で決まった。土地の権利者が元に戻っても交渉しない方針。委員会では担当者から経緯を聞いた。担当者は、22日までに県外業者に仮登記抹消を求めたが行われず「土地の取得が困難となり予定地を白紙に戻す必要がある」と説明した。

 一方、19年度の開校目標は堅持することで一致。委員の意見を踏まえ、今後は伊良部、佐良浜両地区の4小中学校や、宮古高校への統合計画がある伊良部高校の活用も含めて検討する方針だ。