今日6月13日は「鉄人の日」。1987年のこの日に、“鉄人”と呼ばれていたプロ野球選手の衣笠祥雄が、連続試合出場の世界記録を更新。それを記念して制定された。
「鉄人=衣笠」。このイメージは、プロ野球好きに限らず世間一般にも浸透しているが、実は鉄人と称される人はまだまだいる。Wikipediaでは、「頑強な身体や意思を持つ人物の事」と鉄人を説明しており、その具体例としてボクシングのマイク・タイソンやハンマー投げの室伏重信が挙げられている。
このように鉄人は、総じてスポーツ選手に多いようだが、「頑強な身体や意思を持つ人物」はなにもスポーツ選手だけとは限らない。例えばTwitterではこんな鉄人が紹介されている。
「後藤先生、今日も飲み会行くからお先にドロンするわ~って言って18時30分に早々と帰りました。月曜日から3日連続で飲みに行く鉄人です」
「今週一週間はヘルプで最前線の片隅に詰めてる訳ですが、まあ、あの緊張感ったらないね。そんな中で兎に角事を前に進めるために寝ないで闘ってる鉄人ジャーマネ達。管理能力よりも、もっと尊いのは経験と論理的思考力に裏打ちされた判断力だなー。そしてMAX考え抜くのを継続できる脳味噌の体力」
毎夜飲みに出掛けるタフな先輩、睡眠を惜しんで仕事する企業戦士…。皆さんも“ご近所鉄人”と触れる機会があるはずだ。
またこんな意外なところにも鉄人が! 「くぬぎ!功力!功刀!日記」というブログでは、
「サウナに行った。カリカリのオジイチャンが入ってきた。僕は十分入っていた。オジイチャンは15分経ってもまだ入っている。心配で何回か覗いた。僕にオジイチャンは笑顔で返した。鉄人じいちゃんだ!」
このように日常生活の中にも鉄人は潜んでいる。特に、驚くほどの体力をみせる高齢者は、鉄人と呼ぶにふさわしい存在だろう。あまりサウナに長時間入る事は推奨できないが、こんな“鉄人おじいちゃん”がさらに増えれば、高齢化社会が進む現代の日本をもっと元気にしてくれるに違いない。