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2013年4月28日 (日)

新しくアウトレットが開業した「酒々井」って…なんて読むの?

新しくアウトレットが開業する千葉県酒々井町ってどんな所?

4月19日、千葉県酒々井町にプレミアムアウトレットがオープンした。去年4月、木更津市に開業したアウトレットパークも大きな話題を呼び、客足が絶えないが、千葉の新たなショッピングスポットとして、こちらも注目を集めそうだ。

プレミアムアウトレットがオープンする酒々井、難読地名としてよくクイズにも登場するが読み方は「しすい」。都心からのアクセスが比較的良いのが魅力で、東京駅から直通バスを利用すれば約50分、車でも、今月新設された酒々井ICを利用すれば60分程度で到着する。また、成田にほど近く、空港からの観光客も見込まれているようだ。

ところでこの酒々井町だが、関東に住む人にとってもあまり聞き慣れない地名かもしれない。そこでここでは、酒々井町の特徴や魅力について、町の経済環境課の担当者に話を聞いたのでご紹介したい。

「酒々井町は、昔話がとても多く残る町です。町名の『酒々井』も、昔話から名付けられたもの。親孝行な息子が、井戸から酒が湧き出ているのを見つけ、酒好きの父親のために毎日くんだという伝説が由来になっているようです。この『酒の井』を復元したものが町内にありますので、訪れた際はぜひ足を運んでみてください」

このほかにも、町には全部で30もの昔話や伝説が残っている。そもそも、酒々井町の辺りには旧石器時代(約3万年前)から人が住んでおり、戦国時代には千葉氏が本佐倉城を築城するなどして、大きく栄えていたという。長い歴史を持つ土地だからこそ、このような昔話が数多く生まれるのかもしれない。

さて、担当者の方に、アウトレット周辺の観光名所について聞いてみたところ、

「個人的におすすめなのが『酒々井まがり家』と『ハーブガーデン』のふたつ。酒々井まがり家は、飯沼本家という、300年の歴史を誇る蔵元の酒蔵に隣接するギャラリーです。飯沼本家の名酒を味わったり、地元などで活躍している作家さんの芸術作品を楽しむことができますよ。こちらのお酒はお土産にも最適です。それからハーブガーデンでは、1800m3の広い敷地内で、世界各地から集めた150種類以上のハーブを楽しむことができます。特に5月下旬以降は、ハーブが次々と開花し、見ごろです。喫茶コーナーもありますので、アウトレットで買い物を楽しんだ後は、ハーブガーデンで癒やされてみてはいかがでしょう」

と話してくれた。

大型アウトレット施設の誘致が続き、にわかに盛り上がりを見せる千葉県。買い物を楽しむだけでなく、地元の観光名所まで少し足をのばして、その土地の雰囲気を感じてみてはいかがだろうか。

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