就活「後ろ倒し」の見直しを!新卒採用の時期条項の撤廃・自由化を求めよう!

就活「後ろ倒し」の見直しを!新卒採用の時期条項の撤廃・自由化を求めよう!

開始日
2015年6月22日
署名の宛先
日本経済団体連合会1人の別の宛先
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 Sowa Toshimitsu

去年、就職活動(特に経団連所属の大企業)の時期が大幅に「後ろ倒し」となったのを皆さまはご存知でしょうか。以前は4年生の4月に選考開始だったのが、新しいルールの中では、4年生の8月開始となりました。

この後ろ倒しは、学生が勉強する時間を設けることを目的としていましたが、現状は程遠いものとなっております。私は、就職/採用領域の専門家として、20年以上新卒採用を見てきましたが、この新しい制度の問題点は以下の通りと考えております。

●就活が長期化しており、学生や企業が疲弊している

外資やメガベンチャー等、経団連以外の企業は例年と変わらない採用スケジュール。日系大手と併願したい学生は長い間就活をせねばならず、結局「長期化」。早期の内定を受諾するか放棄するか、苦しい決断を迫られている学生も多い。早期採用活動企業側も、例年にない内定者フォローに負荷。

●「後ろ倒し」でも学生は勉強しなかった

就活が学業を阻害していると実施された「後ろ倒し」だが、それにより出来た時間は学業には注ぎ込まれず、年々倍増している企業のインターンシップ(そのほとんどが採用目的)や、従来通り課外活動に主に費やされている。

●採用が水面下化することで、学生間の「就活格差」が広がっている

外資やメガベンチャーに対抗するため、日系大手はリクルーターやインターンシップ等、事前の「水面下」採用活動に注力。水面下活動はインフォーマルかつ手間がかかるため、結果、社員とコネクションある学生を対象に展開。結果、事前接触の対象になる学生とそうでない学生の「就活格差」がより進んだ。

●主に中小企業の採用が影響を受けており、採用がうまくいかない

例年なら6月には日系大手企業が採用を終えていたので、大手に邪魔されず採用活動ができたが、今年は学生が大手の説明会等の採用イベントに張り付き、未だ中小に目を向けていない人も多く、採用イベントへの集客に苦労。それが8月末まで続くため、実質的には中小は昨年の5~12月(8カ月)から今年は9~12月(4カ月)と半分の期間で採用活動をしないといけなくなった。

●若年層の失業率が上がる可能性がある

これらの現象から生まれる可能性のある最悪のシナリオは(求人はあるのに)「若年層の失業率向上」である。「後ろ倒し」の良い評判を企業や学生から聞くことはほとんどない。時期規制の撤廃や、より適切な時期(長期休暇等をきちんと踏まえたもの)への変更などが急務と思われる。

 

以上の理由を元に、私は、「学業を妨げない」という考え方のみ残して時期条項を撤廃(自由化)するか(おそらく表題の時期に収れんする)、もしくは表題の時期に変更が、ここ20年ぐらいの新卒採用を見てきて最も良いと考えます。

もし上記にご納得いただけましたら、ご賛同とシェアいただけましたら、大変うれしいです。どうぞよろしくお願いします。

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