三井不動産は、4月10日(金)に埼玉県富士見市に「三井ショッピングパーク ららぽーと富士見」をグランドオープンする。東京ドーム3個分という広大な敷地に、293店舗が出店し、東武東上線エリアでは最大級の大型ショッピングセンターになるという。10日のグランドオープンに先駆け、6日に報道関係者向けの内覧会が開催されたので、その様子をお届けしよう。
ららぽーと富士見は、三井不動産が展開する大規模郊外型商業施設としては全国で13施設目となり、埼玉県を含む北関東エリアの旗艦店として位置づけられている。所在地は埼玉県富士見市山室1-1313。国道254号バイパスと県道三芳富士見線が交差する角に位置しており、富士見市役所の目の前という立地だ。自家用車でのアクセスが中心と想定されているのだが、路線バスも充実している。最寄駅の東武東上線鶴瀬駅からは路線バスで約6分。さらに、東武東上線急行停車駅のふじみ野駅や志木駅、さらにはJR大宮駅や南与野駅からも路線バスが出ており、公共交通機関の利用も便利そうだ。
ららぽーと富士見では、セレクトショップやインポートブランド、スポーツ・アウトドア、百貨店、シネマコンプレックス、クリニックモールなど、100種類以上の業種、293店舗が出店している。さらに、ららぽーとでは最大面積となる4万2000m2の屋外空間には、ランニングコースや健康遊具を併設した緑地公園に、ドッグラン、バーベキュー広場、フットサルコートなどを設けている。
地域と連携した取り組みも特徴的だ。
JAいるま野の農産物直売所「いるマルシェ」が出店し、旬の地元野菜をテーマにした食にまつわるさまざまなイベントの開催が予定されている。また、東京農業大学・富士見市・JAいるま野・地元生産農家との連携により、周辺の農地で野菜の収穫体験ができるイベントも行っている。収穫体験は4月下旬・7月・10月の年3回を予定しており、季節ごとに異なる野菜の収穫が体験できる。
また、地元の社会福祉法人が運営する認可保育所、内科・小児科・皮膚科・眼科の4つの診療科がそろったクリニックモールや歯科クリニックも入っており、地元の子育て世代や子ども、高齢者にとって、暮らしに便利なサービスが充実している。
埼玉県を含む北関東エリアの旗艦店として登場した「ららぽーと富士見」。ショッピングはもちろんのこと、地域と連携し、地域を盛り上げていく拠点としての役割までも担おうとしている点が印象的だ。ゴールデンウィークのおでかけに足を運んでみてはいかがだろうか。
各施設の営業時間は下記のとおり。
ショッピング・サービス 10:00~21:00
飲食・レストラン街 11:00~22:00
フードコート 10:00~21:00
ヤオコー(スーパーマーケット) 9:30~22:00
TOHOシネマズ 9:00~25:00
※一部営業時間が異なる店舗もあり