2015年2月22日、約3万人の市民ランナーが都内を駆け巡る予定の「東京マラソン2015」。9回目を数える今年の一般倍率も10.7倍と高く、市民ランナー憧れの大会だ。東京マラソンの魅力は、何と言ってもそのコース。銀座や日本橋、浅草や築地と、東京の個性あふれる街を走ることができ、観光気分も満喫できる。普段見慣れた街並みであっても、走りながら見ると新鮮な気持ちになることだろう。
今回は開催にちなみ、“東京マラソンのコース沿いに住むとしたら?”と想定し、スタートからゴールまで通過する駅の家賃相場をピックアップしてみた。
■スタート地点・都庁前駅は9.97万円
まず、スタート地点の都庁前駅。賃貸物件がなさそうなイメージはあるものの、意外と物件もあるようで家賃相場は1K・1DKの間取りで9.97万円。新宿の高層ビル群のなかに佇む駅でもあるが、巨大ターミナルの新宿駅は徒歩圏内。買い物にも困らないし、西新宿のビジネスパーソンは住んでみる価値あるかも…?
■10kmゴール・日比谷駅は12.03万円
次に、10kmマラソンのフィニッシュでもある日比谷駅周辺は12.03万円。官庁街にも近い立地で、日比谷・内幸町・竹橋という皇居周辺エリアはそもそも賃貸物件自体が少なそうだが、さすがのお値段である。
■15km地点!最初の折り返し・品川駅は9.85万円
初めての折り返し地点、15km関門の品川駅周辺は利便性の良さも抜群。1K・1DKの家賃相場は9.85万円と、意外と10万円を切る結果に。2027年開業予定のリニア中央新幹線の始発駅にも決まり、注目度は高いエリアだ。
■中間をこえた25km地点・浜町駅は9.14万円
続いて、25km地点・浜町駅周辺は9.14万円。都営新宿線が通り、新宿方面への通勤に便利な浜町は徒歩圏内に東京メトロ日比谷線人形町駅・半蔵門線水天宮駅があり、使える路線が多い。明治時代から長い歴史をもつ明治座や、浜町公園もあって文化的な雰囲気も感じられる。
■あとちょっと!35km地点・築地駅は10.23万円
35km地点、ランナーにとっては難関と恐れられる佃大橋直前の築地は10.23万円という家賃相場。銀座(1K・1DK相場は11.14万円)にもほど近く、いわずもがな都内を代表する観光地である。移転が決定した築地市場も、場外市場は『築地新市場』として同じ場所にオープンする予定で、プロから一般客、観光客が入り混じる活気的な風景は残りそうだ。
■フィニッシュ!有明駅は9.16万円。おつかれさまでした!
最後にゴール地点、有明駅は9.16万円。駅周辺には東京ビッグサイトや有明テニスの森公園などおでかけスポットが多数。こちらも日比谷エリアと同じく、賃貸物件自体がそもそも少ないため“住む”イメージは薄そう?
沿道で応援するのはちょっと寒いマラソンシーズンだが、「ランナーが見える家」を探してぬくぬく応援するのも乙なものかも!?
※家賃相場は2015年2月19日時点の「SUUMO」に掲載されている賃貸物件(マンションタイプ、1K・1DKのみ)の平均賃料を算出したものです(随時更新のため変動の可能性があります)