飛騨国分寺のイチョウが黄金色に染まるのは、高山が冬支度を始める11月中旬。
どこか神々しいその姿は、いざ近くに立ってみると言葉を失うような圧倒的な存在感を放っています。
観光客が集中する上三之町に比べ、ゆっくりとした時間の流れる上二之町は、高山を代表する老舗が変わらぬ姿で静かに時を重ねてきた場所。
歴史ある町の遺産をじっくり訪ねる秋の高山さんぽ、してみませんか?
飛騨国分寺
時代を越えて守り抜かれた、高山の町の宝ものを巡る。
紅葉の見頃 11月中旬
奈良時代の僧侶・行基の手植えと伝えられるイチョウは、樹齢は1250年以上にもなる。乳房のようなコブがいくつも垂れ下がっていることから、安産を願う女性からの信仰も厚い。
平田記念館
江戸の空気を今に残す
日本髪を結うときに使うびんつけ油や、ろうそくの製造販売を行っていた豪商平田家の店舗兼住居を公開。江戸時代の町人が実際に使っていた貴重な生活用具なども展示する
恵比寿本店
秋が香る松茸そばを目指して
創業は1898(明治31)年。挽きたての上質なそば粉にこだわり、その日の分だけ打ち上げる。時間をかけて熟成させ、丸みを帯びたひだつゆを使うことで、深みのある味わいに
二木酒造
300年の歴史を持つ老舗酒蔵
高山唯一の吟醸蔵で、創業は1695(元禄8)年。太い梁の土間は江戸の風情を残し、一歩足を踏み入れるとひんやりとした空間が広がる。販売中の銘柄は1杯100円から試飲が可能
渋草焼 芳国舎
匠の手で受け継がれる逸品
地元の新しい産業をと、江戸末期に開かれた窯元。手作りの器に手作業で施される絵柄は、鮮やかで味わい深い。値段は張るが、子へ孫へと末永く大切に使いたい器が揃っている
※この記事は2015年10月時点での情報です
じゃらん編集部
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