ボランティアに参加するため現地へ赴くのは、仕事をつづけながらだとなかなかハードルが高い。だが、自分の身近な場所での活動により、支援や寄付につなげることができる仕組みがある。
その仕組みとは、今回ご紹介する「洋服ポスト」。洋服ポストでは、自分が集めた衣類の重さに応じた金額を、環境保全や社会貢献に尽力する団体に寄付することができる。タンスの肥やしとなっている衣類が、寄付や支援につながるのだ。
今回は、実際に活動をしているイラストレーターの風間重美(えみ)さんにお話を伺った。
洋服ポストはどのようにしたらスタートできるのだろうか。
風間さんは現在、東京・清澄白河のカフェfukadasoで洋服ポストの活動をしている。同時開催でプチマルシェも開催中だ。
そんな風間さんの活動は、チラシのポスティングやFacebookでの情報発信、口コミにより広がりをみせている。洋服ポストで集まる衣類のキロ数も、毎月着実に増えているそうだ。
ところで、風間さんはどうして洋服ポストをはじめたのだろうか。
風間さんは、洋服ポストを通してサンゴの保全活動団体を支援することに決めたが、支援先は各自バラバラで、なかには町内会の活動を盛り上げることが目的という方もいるそうだ。
自分では着なくなったが、まだ着れる服を海外で生かしてもらう。それだけでも社会貢献になるが、自分の関心に向けてこういった仕組みを使い、身近な場所でも支援活動を始められる。気になる方は、ぜひ一度、洋服ポストに足を運んでみてはいかがだろう。