グラブル、炎上後にガチャ確率表記するもまさかのApp Store初の1位

グラブル、炎上後にガチャ確率表記するもまさかのApp Store初の1位
グラブル、炎上後にガチャ確率表記するもまさかのApp Store初の1位

「グランブルーファンタジー」キービジュアル

3月10日から有料ガチャにおけるアイテムの出現確率を表記したソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」(通称:グラブル)が、3月11日(金)のApp Storeトップセールスランキングで初の1位を獲得した。

グラブルは、1月に、有料ガチャに数10万単位の課金をしても狙ったアイテムが出ないユーザーが続出したことから、公式での表現が誇大表示にあたり景品表示法違反なのではないかという指摘などが問題視され炎上。その騒動を受け、アイテムの出現確率を表記することで、有料ガチャの利用は減少するものと見られていた。

しかし、3月10日より開始した2周年を記念したお得な有料サービスとして、必ずレアアイテムが1回以上出現する、好きな装備と必ず交換できるなど、一定のアイテムが確約されたキャンペーンを開始したこともあり、奇しくもトップセールス、つまり売上のランキングで1位を獲得することとなった。

FFの植松伸夫や皆葉英夫を起用した本格派RPG

【グランブルーファンタジー】CM 「出会い と別れの季節編」 篇

グラブルは、ゲーム会社のCygames(サイゲームス)が開発・運営するソーシャルゲーム。基本的にはメインクエストでストーリーを進めつつ、キャラクターの経験値を貯めたり、職業を変えたり、武器を変えたりと完成度の高い王道的なRPGとして楽しまれている。

音楽は「ファイナルファンタジー」シリーズのほとんどの楽曲を手がける作曲家の植松伸夫さん、キャラクターデザインは『ファイナルファンタジーVI』や『ファイナルファンタジーIX』で知られるアートデザイナーの皆葉英夫さんが担当している。

また、スマートフォンだけでなくPC(GoogleChrome)でもプレイ可能で、2016年2月の時点で登録者数は900万人を超えている。

出現確率の低さが話題になるも、ファンにはあまり関係ない?

「グランブルーファンタジー」スクリーンショット/レア度別の出現確率が表記されている

そんなグラブルだが、1月に前述のガチャ騒動があり、他のソーシャルゲームにまで影響を与えるほどの社会問題へと発展。

サイゲームスは、この問題が起きてからレア度別に各アイテムの出現率を表記するほか、「安心してゲームを楽しんでもらうための4つの取り組み」として、ガチャにおける一定の利用回数を超えた場合、好きなアイテムを獲得できるなどの方針を発表することとなった。

こうした騒動がありながらも、3月10日にリリースから記念すべき2周年を迎えた。

出現率の表記という試みに加え、2周年記念のキャンペーンとして、レア度の高い装備が必ず1回以上出現する「Wスターレジェンド10連ガチャ」(3000モバコイン)をはじめ、2ndAnniversaryガチャセット(3000モバコイン)、2ndAnniversaryスキンセット販売(3,000モバコイン)など、ファンにとってはほしいアイテムが手に入るチャンスのある有料サービスの提供を開始。

出現確率0.0014%のアイテムがあったりと、一見するとあまりに低く、ガチャをする気になれないような確率ではあるが、確率依存の少ない有料サービスであれば、コアなファンからすればむしろうれしい出来事だったようだ。

紆余曲折がありながらも、2周年を迎えたグラブル。株式会社アニプレックス、株式会社A-1 Picturesによるテレビアニメ化も発表されており、これからの運営改善や起死回生が期待されている。

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