県内高卒求人25%増 過去20年で最高水準


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 沖縄労働局は2016年3月の県内新規高校卒業者の県内求人数が9月末時点で、前年同月比25・7%増の2151人だったと発表した。過去20年で最高水準だった。産業別の内訳は宿泊・飲食サービス業360人、卸売・小売業287人、サービス業269人、建設業246人、医療・福祉215人などとなっている。

 就職希望者数は2・7%減の2348人。希望者の内訳は県内が前年同月比1・5%増の1674人、県外が11・7%減の674人となり、県内希望者が増えた。
 就職内定者数は16・6%増の435人で、県内が104・0%増の202人に対し、県外は15・0%減の233人。就職内定率は18・5%で3・0ポイント上昇した。
 同局は「全体的に人手不足の影響が出ている。求人の大幅な増加のほか、特に早期の県内求人が多かったことが就職内定者数の押し上げにつながったのではないか」との見方を示している。