住まいの雑学
100
末吉 陽子(やじろべえ)
2015年12月11日 (金)

一人暮らしでも効率的に! 大掃除を3時間で終えるコツ

一人暮らしでも効率的に! 大掃除を3時間で終えるコツ
写真: iStock / thinkstock
晴れやかな気持ちで新年を迎えるために欠かせないのが、大掃除。ただ、そうはいってもめんどくさい。できれば時間と手間をかけず、ササっと終わらせてしまいたいものです。そこで、短時間で効率よく部屋をキレイにするためのポイントについて、ダスキンの橋本恵さんに聞きました。

大掃除を手早く済ませるための3大ポイント

橋本さんによれば「たった3時間でも、十分大掃除はできますよ!」とのこと。そのために、特に重要なのが以下の3点だといいます。

●掃除アイテムをしっかり準備する
「まず、何はなくとも準備が大事。掃除をはじめてから『アレがない』『コレがない』となればモチベーションも下がりますし、その都度買いに行くのも非効率です。特に大晦日が差し迫ってくると、お店によっては掃除アイテムが品切れしていることもあるので、洗剤や用具は早めにそろえておきましょう」(橋本さん、以下同)

●大掃除の日時を押さえておく
「『この日、この時間に必ずやる!』というように、ちゃんと日時を決めておかないとズルズルと後回しにしたまま年が明けてしまいます。年末年始は忙しいですから、仕事納めや帰省のスケジュール、出かける予定などと合わせ、『大掃除』の時間を確保し、一度決めたらできる限り予定を動かさないことが大事です」

●掃除する場所を1時間ごとに区切る
「リビングで1時間、バス・トイレで1時間、キッチンで1時間、など場所ごとにかける時間を決めておくことも大事です。無理をしないために30分もしくは1時間単位で区切るのがいいでしょう。1つの場所にのめりこむと時間があっという間に過ぎてしまいますので、アラームを設定するなどして、最初に設定した時間が経ったらひとまず終了し、次の掃除に取り掛かるようにします。すべて終了した後、まだ時間と体力の余裕があれば、各所でやり残しが出た場合の『仕上げ』の時間に充てるのもいいでしょう」

短時間で大掃除を終わらせるためには、事前準備と計画性が不可欠。さらに、あらかじめ『やることリスト』を用意しておくこともポイントのようです。

「リストをつくるときには、掃除する場所を具体的に決めましょう。漠然と『キッチンを掃除する』ではなく、『シンク』や『コンロ』、『換気扇』など、掃除する場所をピンポイントに書き出します。そのうえで、配分した時間内に終わるように、普段の掃除では手を付けにくい場所から優先的に、掃除する箇所を取捨選択していくといいですよ」

ちなみに、「掃除は汚れを落とす行為であり、洋服や物を整理するのはあくまでも“片付け”」とのこと。大掃除を3時間で速やかに終わらせるための事前準備として、最低限“片付け”は終わらせておきましょう。

●取材協力
株式会社ダスキン
前の記事 マイナンバー・個人番号カード、申請すると便利なの?
次の記事 “江戸時代の宝くじ” 天国と地獄を味わった男の話
SUUMOで住まいを探してみよう