オスプレイ着艦失敗 米加州沖 普天間にも飛来ミラマー基地所属


この記事を書いた人 金城 美智子
ミラマー基地所属のMV22オスプレイ(2011年8月撮影)

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、米西部カリフォルニア州南部の海兵隊基地キャンプ・ペンドルトン沖で現地時間の9日午後5時ごろ、輸送揚陸艦「ニューオーリンズ」への着艦に失敗していたことが13日分かった。海兵隊が明らかにした。死傷者はいないという。

 事故機はカリフォルニア州ミラマー基地所属の第13海兵遠征部隊第166海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM166)のオスプレイ。操縦士を含め計26人が搭乗していた。
 米メディアの報道などによると、非戦闘員の退避を想定した訓練中に事故を起こした。事故機の所属部隊は、2016年から中東やアジア太平洋地域に展開することになっている。
 第13海兵遠征部隊は米メディアに対し「いわゆるハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)と結論付けるのは時期尚早だ」と述べ、事故原因を調査するとしている。
 オスプレイは5月、ハワイ州のベローズ空軍基地での訓練中に墜落し、2人が死亡した事故を起こしてる。今回、事故を起こしたミラマー基地所属のオスプレイは3月、4月、8月に米軍普天間飛行場に飛来している。
【琉球新報電子版】