あれ!? あの人、カツラでは…。そんなバレバレな人を街で見かけて、なんとも言えない気持ちになったことはないだろうか。埼玉県に住むパート勤務女性Yさん(57才)の場合は、夫(63才)がバレバレカツラをつけているのだという。Yさんが、夫の涙ぐましい努力の話を暴露する。
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うちの夫(63才)、ハゲを気にしてとうとうカツラにしたの。私と店の人は、地毛と見分けのつかないン十万円のをすすめたのに、「こんなものに大金、使えるか!」とすんごい安物を買ったのが間違いの始まり。
そりゃもう、誰がどう見たってカツラよ。なのに出勤前に、「ミエミエか? バレバレか?」って、うるさいのなんの。
強風の日は「ズレそうだから会社を休みたい」って、ギリギリまで玄関から出ないし、最近は「会社の女の子が“ズラす”とか言った後で、オレを見て笑う気がする」なんてことまで。
「だから、高い方を買えばよかったじゃん」と言ったら、突然、のっけてたカツラを床に叩きつけたのよ。私はコントの相方じゃありませんっ。
※女性セブン2015年4月9・16日号