あの暑かった夏がまるでうそのように涼しくなり、鎌倉は秋の観光シーズンに突入。過ごしやすい気候の秋はハイキングや鎌倉デートにもうってつけですね。
鎌倉の紅葉は例年11月下旬から12月に見ごろを迎えます。温暖な気候のせいか、東京よりはやや遅れての紅葉となるそうです。
JR北鎌倉駅周辺には紅葉の名所となる神社仏閣が集中しています。落ち葉の絨毯に染まった境内を散策するもよし、カメラを片手に小旅行もよし。歴史と自然の街・鎌倉を存分に堪能できる季節の到来です。
1.鶴岡八幡宮
秋の鎌倉、紅葉との出逢いは、ここからはじまる
鎌倉を象徴する名所の紅葉である、鶴岡八幡宮。境内には歴史的建造物が点在し、伝統的な神事も数多いことでも知られています。
その境内にある柳原神池では、紅葉が見ごろを迎えると大変美しい景色を見ることができます。紅葉も銀杏も鮮やかに色づき、境内をより神秘的に彩ります。
2.明月院
あじさいから紅葉へ、明月院に流れる鎌倉の季節
北鎌倉にある明月院は、「あじさい寺」として親しまれていますが、紅葉の時期はなんといっても、本堂の丸窓から見える紅葉です。
まるで絵画のような美しい景色にしばし見とれてしまうことでしょう。この時期は丸窓の向こう側、本堂後庭園も公開されています。
TEL/0467-24-3437
住所/神奈川県鎌倉市山ノ内189
料金/300円(6月は高校生以上500円 小中学生300円。[6月花菖蒲開花期・12月紅葉期公開 本堂後庭園:別途500円])
3.東慶寺
鎌倉の「駆け込み寺」の紅葉は、俗世をへだつ美しさ
東慶寺は弘安8年(1285年)に北条時宗夫人・覚山志道尼が開いた尼寺で、女性から離婚できなかった時代に、寺に駆け込めば離縁できる女人救済の寺として、明治の初めに廃止されるまで、縁切りの寺法を引き継いできました。
「駆込み寺」として知られる東慶寺は、現在は尼寺ではなく男僧寺の禅寺となっていますが、四季折々の花々が参拝客を迎えています。秋の境内ではカエデとイチョウがきれいな景色を見せてくれるでしょう。
4.長谷寺
ライトアップは幽玄に、鎌倉の寺院を彩る紅葉を灯す
年間を通じ「花の寺」として親しまれる長谷寺。秋は紅葉の名所としても有名です。鎌倉では珍しく、紅葉の時期に夜間ライトアップ(夜間特別拝観)をするこの地区唯一の寺院。
夕暮れと共にゆっくりとライトアップが始まります。日中の紅葉とはまた違った、幻想的な景色を堪能してはいかがでしょうか。
TEL/0467-22-6300
住所/神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
料金/大人300円 小人100円
夜間ライトアップ期間/11/21(土)~12/6(日) 時間:日没~平日18:30(最終入山18:00) 土日祝19:00(最終入山18:30)
「長谷寺」の詳細はこちら
5.報国寺
青竹に赤黄の紅葉、鎌倉の秋の色彩、ここにあり!
本堂西側の竹庭に足を踏み入れると、1000本を超す孟宗竹が美しい景観を見せる報国寺。竹寺として有名ですが、実は見事な紅葉スポットでもあります。秋には青々とした竹林と赤や黄色に色づくモミジやイチョウのコントラストを楽しめるでしょう。
奥には茶席があり、晩秋の紅葉を眺めながら、抹茶500円(干菓子付)がいただけます。
6.鎌倉宮
空一面紅葉色、鎌倉の秋は、上を向いて歩こう
明治2年、明治天皇により創建された神社、鎌倉宮。閑静な境内には鮮やかに色づいたもみじが映え、鎌倉の紅葉スポットとして話題にもなっています。
なかでも『紅葉の天井』と呼ばれる社務所前の楓の大木は必見です。毎年秋には鎌倉薪能が行われています。
7.瑞泉寺
鎌倉の奥座敷で、秋の終わりを彩る紅葉の美
瑞泉寺周辺は「紅葉ヶ谷」と呼ばれるだけあり、付近の紅葉の眺めは抜群です。見頃の11月下旬~12月中旬にはモミジ、カエデ、イチョウが美しく色づきます。
「紅葉ヶ谷」は鎌倉の最奥に位置するため、紅葉の見頃は12月中旬と遅く、鎌倉で最後に紅葉が訪れる場所となっています。
※この記事は2015年9月時点での情報です
じゃらん編集部
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