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10年後にスマホは消える? 水口哲也が語る未来

10年後にスマホは消える? 水口哲也が語る未来

J-WAVE月曜ー木曜11時30分からの番組「BEAT PLANET」(ナビゲーター:サッシャ)。4月28日のオンエアでは、同日から開催されている「Sound & City」の会場、赤坂アークヒルズ・カラヤン広場のメインステージから出張公開生放送。同イベントは、『WIRED』日本版、Rhizomatiks、TechShop Tokyoがプロデュースする、ライヴ・トークセッション・インスタレーションなど、「音×テクノロジー」を、さまざまな角度から体感できる複合イベントです。

番組後半に登場したのは、同イベントに「シナスタジア・スーツ」を展示している水口哲也さん。このスーツの構想は、水口さんが15年前の2001年にプロデュースした音楽ゲーム「Rez」の頃からあったそう。

「(Rezは)当時、頭の中ではイメージがVR(バーチャル・リアリティ=仮想現実)だったんですよ。だけど当時は3:4の画面に押し込まなきゃいけなかったんです。でもいつかVRの時代が来たら必ずやろうと思ってたのが、やっときた」(水口さん)

そのVR版が、今年の10月に世界発売される、PlayStation VR対応ゲーム「Rez Infinite」。これを体感するためのスーツとして、この「シナスタジア・スーツ」を作ったと言います。

このスーツには、バイブレーションのように振動するシステムが全身に26個埋め込まれており、「優しく撫でられる」という触覚から、「パーカッションのように叩かれる」「ベースのように弾かれる」といったものまで多彩に表現できるそうです。これにより、従来のヘッドマウントディスプレイを被っただけのバーチャル体験よりも、VRの世界により没頭することができ、「振動が音楽と共に全身を巡る」体験ができるそうです。

「昔はコントローラーが手元で振動したじゃないですか。それを全身に拡張させるっていうのが、どうしてもやりたかったことで」(水口さん)

サッシャ:どうなっていっちゃうんでしょうね、これから人類は。

水口:両方持てるって楽しいと思いますよ。現実は現実で楽しいこといっぱいあるし、VRやAR(オーグメンテッド・リアリティ=拡張現実)になって楽しいこともたくさんある。その幅が、幸せな感じになっていけば良いなと思うんだけど。

サッシャ:仮想現実が、リアルな現実を楽しませてくれることもある。発想変わりますよね。今の子どもたちとか。

水口:本当に変わると思う。たとえば今のPCとかキーボード見て、10年後とか20年後の子どもたちは、「何ですかコレ」って言ってると思う。

サッシャ:ダイヤル式の電話みたいな?

水口:それ以上の衝撃じゃないですかね。「デカー!」みたいな。「すごい面倒臭いことやってたんだね」とか。スマホでさえそう思うんじゃないかな。

サッシャ:スマホなんて10年前は無かったですもんね。

水口:そうそう、これからの10年はすごいと思いますよ。

水口さんがワクワクした口調で語る、これからの10年が楽しみになったオンエアでした。同イベントは4月29日まで。入場料は無料。ちょっと先の未来を覗きに行ってみませんか?

【関連サイト】
「BEAT PLANET」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/beatplanet/

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