「ホームパーティー」のメリット・デメリット、本音を調査

約2割は自宅でのホームパーティーはイヤ！

今回は子どもを持つ共働き夫婦300人（男女それぞれ150人）のうち、ホームパーティーに参加したことがある170人に質問をした。

Q.ホームパーティーを自宅でしたいと思いますか？（単一選択）

・毎回自宅でしたい（11.2%）
・たまになら自宅でしたい（62.9%）
・場の提供だけなら良い（6.5%）
・できれば自宅ではしたくない（17.0%）
・絶対に自宅ではしたくない（1.8%）
・その他（0.6%）

「毎回自宅でしたい」（11.2%）と「たまになら自宅でしたい」（62.9%）を合わせると、約7割の人は自宅でパーティーをしてもいいと考えているようだ。とはいえ、そのうちの約6割は“たまになら”という条件付き。自宅の提供は、食事の準備や掃除、片付けなどをしなければならないこともあり、毎回ではしんどいのかもしれない。

また、「できれば自宅ではしたくない」（17.1%）と「絶対に自宅ではしたくない」（1.8%）を合わせると、約2割の人は自宅を提供したくない派。前述の準備などが面倒だったり、そもそも人を自宅に招くのがイヤだったりする人もいるのだろう。
男女別の結果も見てみよう。

【図1】結果を男女別にみると、「毎回自宅でしたい」は女性よりも男性が多く、「できれば自宅ではしたくない」は男性よりも女性が多くなっている（SUUMOジャーナル編集部）

ホームパーティーのメリット・デメリットは何？

今回のアンケートでは、ホームパーティーをするメリットとデメリットについても質問している。それぞれ複数項目を用意し、あてはまるものをすべて選択してもらった。まずはメリットから見てみよう。

「時間を気にせずゆっくり話ができる」（70.0%）が最も多く選択された。次点は「子どもが騒ぐ・歩き回る・遊ぶなどを気にせず居られる」（63.5%）。レストランやカフェなどのお店では、混み合う時間だと時間制になってしまったり、子どもを気にするあまりパーティーを楽しめなかったりすることもあるだろう。しかし、自宅や友人宅であれば気兼ねする必要もないため、ゆっくり過ごせることがホームパーティーの最大のメリットなのかもしれない。

また、「会費が安く済む」（45.3%）は半数近くの人が選択している。一概に安くなるとは断言できないが、用意する食事や飲み物を工夫すれば、レストランなどのお店よりも安くなることは間違いないだろう。参加する人の予算感でパーティー内容を自由に変えられるのもメリットのひとつ。

【図2】男女別に見ると、男性は「途中で横になって寝られる」が女性よりも多く、女性は「友人・知人がどんな住まいに住んでいるか見られる」が男性よりも多い

では、ホームパーティーのデメリットにはどんなことが挙げられるのだろうか？

Q.ホームパーティをするデメリットは何だと思いますか？（複数選択）

・家に呼ぶほうの負担が大きい（掃除や後片付け）（62.4%）
・家に呼ぶほうの負担が大きい（料理）（47.1%）
・手土産を悩む　（23.5%）
・帰るタイミングを計れず、長くいすぎてしまう　（22.4%）
・プライベートや普段の生活を知られてしまう　（12.4%）
・費用負担の割合で悩んでしまう　（9.4%）
・人の手料理はあまり食べたくないので困る　（1.8%）
・その他　（3.5%）

「やはり」ともいうべきか、「家に呼ぶほうの負担が大きい（掃除や後片付け）」（62.4%）が最も多く、次点は「家に呼ぶほうの負担が大きい（料理）」（47.1%）となっている。これらはパーティーをレストランなどですれば、すべてお店側がやってくれるだけに、デメリットとして感じやすいのだろう。全体の2割ほどにはなるが「手土産を悩む」（23.5%）を選択する人も。ほかの参加者とかぶらないように気を遣ったり、参加者の好みを考えたりすると悩みは尽きなさそう。

ホームパーティーはのんびり過ごせる半面、準備や片付けが大変。参加者側の場合は、少し早めにお邪魔して準備を手伝ったり、パーティー後の片付けを手伝ったりすると、よりパーティーをみんなで楽しめるだろう。