●2014年最高気温ランキング
1位 39.5℃ 館林(群馬県)
2位 39.3℃ 多治見(岐阜県)
3位 39.0℃ 伊勢崎(群馬県)
4位 38.8℃ 前橋(群馬県)、熊谷(埼玉県)、大月(山梨県)、東近江(滋賀県)
暑くなる理由としては、発達した太平洋高気圧がもたらす温かい大気が、当市の北西にある赤城山方面から熱風となって吹き降りる「フェーン現象」のためといわれる。
2010年には猛暑日の年間日数を、埼玉県熊谷市とともに41日(国内最多)を記録。館林市の暑さ対策本部では、市庁舎玄関前に「水銀柱」を設置している。予想最高気温を熱中症リスクの高い順に、5段階の色分け表示をするなど市民に注意を呼びかけている。
こちらも同じくフェーン現象により、太平洋で高温になった空気が紀伊山脈にあたることで更に暑くなるようだ。加えて、名古屋ビル群のヒートアイランド現象で暑くなった空気が、愛知と岐阜の県境にある内津峠で上昇し、更にフェーン現象引き起こし気温が上昇すると言われている。
市では熱中症予防のため、「気温31℃かつ屋外WBGT温度(※)28度の状態が10分以上続いた場合」に、熱中症注意情報を緊急メール(要登録)で提供している。市ホームページでも暑さ対策に関する情報が充実しているので、チェックしてみてはいかがだろうか。
※人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射(ふくしゃ)熱、気温の3つを取り入れた指標
暑くなる理由は、1位の館林と同様。市ホームページでも熱中症対策のページを設置し、注意喚起している。また、市教育委員会では市内学校全体で「エコで夏を乗り切ろう!」として、ゴーヤ、琉球朝顔、ひょうたん、ふうせんかずら、スイカなどさまざまな品種の植物を使ったグリーンカーテンづくりをしているようだ。
4位には群馬県前橋、埼玉県熊谷、山梨県大月、滋賀県東近江が38.8℃で並んでいる。これらの地域は、上位3地域の暑さの理由に加え、盆地であることも理由となっているようだ。ちなみに、埼玉県熊谷市のホームページには「暑さ対策プロジェクトチーム提案事業」というページで、さまざまな暑さ対策を案内しているのでチェックしてみてはいかがだろう。
地域によっていろんな対策が練られているが、果たして今年はどの地域が最高気温1位の栄冠(?)に輝くのだろうか。それにしても、年々進行する温暖化。このままでは、日本が亜熱帯気候になる日もそう遠くないかもしれない……?!