学校調理員からノロ検出相次ぐ 10校で給食休止


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 うるま市と沖縄市で学校給食の調理員から相次いでノロウイルスが検出されたため、計10校で給食の提供を休止していることが7日までに分かった。いずれも生徒や教職員から体調不良を訴える声は出ていないという。共同調理場などは、調理員全員の再検査の結果を待ち、来週にも給食提供を再開する方針。県によるとノロウイルスによる給食提供中止は2012年9月に北部の特別支援学校1校で発生して以来。

 うるま市では6日午前、具志川地域を担当する共同調理場の調理員1人が体調不良を訴え、病院で検査したところノロウイルスが検出された。この調理員はこの日の調理作業には関わっていなかったが念のため6日の給食から提供を中止した。6日は調理場を経由していないご飯と牛乳を提供し、7日からは外部発注して対応した。
 沖縄市では5日、県立美咲特別支援学校の単独調理場の職員が定期検査でノロウイルス感染が判明した。6日は給食をなしにし、7日からは弁当持参にしている。