ひょっこりひょうたん! 丹精込めて育てる


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島袋正徳さんが加工した瓢箪と大きく育った瓢箪=21日、川平区の畑

 【伊江】伊江村東江前区の島袋正徳さん(61)が丹精を込めて育てた瓢箪(ひょうたん)が郵便局の近くの畑に実り、道行く人の目を楽しませている。

 島袋さんは5、6年前から瓢箪に興味を持ち、千成(せんなり)なども栽培しているが、ことしは大瓢を育てることに力を注いだ。種子は本土から取り寄せ、2月中旬に植え付けた。
 土作りから害虫の駆除、人工授粉や摘心など世話をしていた。現在大きいのでは、下の膨らんだ部分が直径30センチ、長さ50センチほどに育っている。
 瓢箪は三つで三拍(三瓢)子そろって縁起が良い、六つで無病(六瓢)息災などといわれ、掛け軸や器、染め物などにも多く見られる縁起物。島袋さんは「瓢箪は大きさや形が売りなので、来年はもっと大きいもの、形のいいものを育てたい」と話した。
 瓢箪は島の風景などを描き友人にあげたり、床の間に飾ったりして楽しんでいる。