ライフ

ダイエットの敵とは言わせない 糖質控えめなおせち料理とは

 正月といえばおせち料理。しかし、おせちには砂糖や塩が大量に使われているという。ということは、ダイエットの敵かと思いきや、実はそういうわけでもないらしい。AGE牧田クリニック院長の牧田善二さんはこう説明する。

「糖質が少ない食材を選べば、食べても問題なし」

 もちなどの炭水化物や伊達巻などの甘いものは糖質が多いので控え、野菜や肉、魚など、代謝を促すたんぱく質が豊富な食材を摂るといい。

 どうしてももちが食べたいなら、一日のうちでも食べた物を消費しやすい昼食の最後に。また、外食では、糖質が少ない焼き鳥がおすすめ。ただし味つけは塩で。食べる時間と順番、種類を守ればぜい肉になりにくい。管理栄養士の平原あさみさんはこう話す。

「食物繊維には余分な水分や老廃物を排出する作用があり、脂肪の吸収も抑えてくれます。ですから、これらが多く含まれた食材がおすすめ。例えば、にんじん、大根、かぶなど。おせちなら、煮しめやなますです」

 酸も脂肪代謝をアップさせるので、酢の物は理想的だ。ちなみに、ダイエット的に「食べていいおせち」はというと、数の子、田作り、たたきごぼう(酢ごぼう)、紅白かまぼこ、かつおや鯛、えび、うなぎの焼き物、紅白なます、菊花かぶ、酢はす、昆布巻き、煮しめ(しいたけ、豆腐、こんにゃく、れんこん)など。

 一方、ダイエットをするなら「控えた方がいいおせち」は、黒豆、伊達巻、栗きんとん、お多福豆、煮しめ(くわい、八つ頭)、金柑などだ。

 日本の冬の風物詩こたつとみかん。実はこれ、理にかなったセットなのだ。みかんはむくみ対策に効果があるカリウムや食物繊維が豊富なだけじゃない、こんな効能も。

「漢方では過食による消化不良に“枳実”(きじつ)という生薬を使いますが、これはみかんのこと。体を温め、代謝をアップします」(竹田竜太鍼灸整骨院院長・竹田竜太さん)

 ただし、果糖も多いので、食べすぎるとぜい肉のもとに。1日2個を目安に。

※女性セブン2016年1月7・14日号

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン