何かと掃除が面倒なのがお風呂。「気になるお風呂の汚れは?」というアンケート調査(複数回答可、2014年6月/花王調べ)によると、1位が「浴槽の皮脂・湯あかの汚れ」で74.9%、2位が「カビ」で68.7%、3位が「排水口のヌメリ」で60.0%だった。
これらの汚れを、一気に落とすのはかなり大変。だからこそ、“掃除のための時間を作らない、ながら掃除法”を推奨するのは、お風呂掃除のプロ・高橋敬子さんだ。
「お風呂場の主な汚れは、カビや水あか、ヌメリ。どれも発生してすぐなら、流水をかけながらブラシなどでこするだけでも落ちます。ですから、毎日の入浴時に体や髪を洗いながらの“ながら掃除”をするのが理想的。これなら家事の時短にもなります」(高橋さん、「」内以下同)
入浴中に掃除をした方が、湯の温度で汚れがふやけて落ちやすくなるうえ、体を流した時の水も活用できるので節水にもなって一石二鳥。さらに、お風呂に入りながらのほうが、使う人の目線で、細かい汚れにも気づきやすいという。
「そのほか、毎日お風呂からあがる前に、浴室内の水気を切って換気することも重要。水あかもカビも、水分のない場所にはできませんから」
これだけであらためてお風呂掃除をする回数はぐんと減らせるのだ。
※女性セブン2015年4月9・16日号