こんにちは、メシ通レポーターのmamitaです。
肉! 肉が喰いたいんじゃ! 和牛がいい! 霜降の最高に美味しい肉を!……そんな気分の時ってありませんか?私はよくあります(肉食系)
といことで西院エリアにオープンしたばかりの「一枚売 立ち喰い焼き肉 いち」に霜降り和牛を食べに行ってきました!「一枚売」「立ち喰い」というフレーズが非常に気になるお店です!
住宅街の中にある
「いち」は阪急西院駅から西大路通を南へ5分ほど歩いた、仏光寺通りの静かな住宅街にあります。白いのれんと提灯が目印です。
ちなみにお隣はお寿司屋さんです。
のれんをくぐると、出迎えてくれたのは店長の坂本さん。とてもフランクなお兄ちゃんです。
和牛は一枚から注文可能!
「一枚売 立ち喰い焼き肉 いち」はそのお店の名前の通り、1枚から注文できるそう。
カウンター上に掲げられたメニューは1枚当りのお値段。1枚からとは、東京では聞いたことがありますが、なかなか京都では珍しいですね。
ビール1杯とホルモンを頼んで、ぱっとお会計をされていくというサク呑み的な使い方も大歓迎だそうです。
1枚から注文できる4つのメリット!
1.ひとり焼肉が捗る!
いちはカウンター8席のみのコンパクトなお店、ひとりでも入りやすい雰囲気です。
食べたい量を食べたいだけ、ひとりで楽しめるんです。せっかく育てた肉をアッサリ他人に食べられることもありません。店長の坂本さんとお話ししながら食べる焼き肉はウマい! これぞソロ充です。ぼっちなんかじゃないもん!
2.試しに食べてみることができる!
いちのメニューには「内平」や「四角バラ」など聞き慣れない部位がちらほら。
坂本さんに聞けば、お肉について丁寧に説明してもらえます。1枚なら気兼ねなく試してみることができるので、この機会にいつもは食べない部位にチャレンジしてみるのもオススメです。
3.おいしかったら追加注文!
1枚食べてみて、おいしかった! となれば、気軽に追加注文することができます。1枚焼き肉、かなり自由度高いです。
4.ちょうどお腹いっぱいになれる!
頼みすぎてお肉を残してしまうのはもったいないですよね。もうちょっとだけ食べたいなぁ、でも1皿は多いなぁ、というお腹具合の時にもう1枚。ちょうどいい具合にお腹いっぱいになれます。
最初はどうなんだろう……、と戸惑いましたが、気軽に食欲を満たされる1枚焼き肉、すごく良いですよ!
立ち喰いだけど、椅子、はじめました
mamita「お店の名前には"立ち喰い"とありますが、椅子……ありますよね」
坂本さん「うちは2015年11月にオープンしたんですが、オープン当初は椅子を置いていなくて2階の倉庫に片付けていたんです。が、お客さんのご要望に合わせて、2脚だけをすみっこに出してみました」
mamita「もともと少しは椅子を置いていたんですね」
坂本さん「それが3脚、4脚になり……今はもうこんな感じです。住宅街という立地から、ゆっくりと食べて行かれるお客さんも多いので、このスタイルになりました。立ち呑み屋的に軽く1杯という方と、ゆっくりお食事されるお客さん、両方いらっしゃいます。試行錯誤しながらやっていってる……って感じですね」
お待ちかねの和牛タイム!
お待たせいたしました! お肉様たちの登場です。
写真手前からイチボ、ランプ、ラムシン、三角バラ、四角バラでございます!
イチボ(280円+税)/ランプ(230円+税)/ラムシン(290円+税)/三角バラ(290円+税)/四角バラ(280円+税) ※全て1枚当り ※仕入れ状況によって変動することがあります
イチボ、ランプ、ラムシンは牛のお尻部分で赤身のお肉です。
この日出していただいたランプとラムシンはなんと熟成肉。熟成が進むにつれて、周辺から肉の色が変わってきて、今日はベストな熟成具合だそう。
ベストな熟成具合と聞いて、あがるテンション。
三角バラと四角バラ(写真右の二種類)は牛のアバラ部分のお肉。いわゆるカルビです。たっぷりとサシが入っています。なんて美しいお肉なの……。
続いてこちらは肩ロース(写真右)とタン(写真左)です。
写真手前右から肩ロース(260円+税)/タン(120円+税)/内平(230円+税) ※全て1枚当たり
箸休めにポテトサラダとナムルも注文しました。
オーダー品が揃ったところで……
では! では! 焼いていきますよ!!
焼きますよ、焼きますよ。
じゅわーーー。いい音! 溢れてくる肉汁!
じゃんじゃん焼きますよ〜。
素晴らしいビジュアル……。
見てくださいこの焼き目! 「美味しい」という言葉に「美しい」という漢字が使われていることは、こういうことなんだとひとりで納得しました。美味ィ〜!
三角バラと四角バラはとにかく脂がうまい!! ジューシー!!! や!わ!ら!か!い!!!! 美しいサシの見た目通り、いや想像以上のおいしさです。
イチボ、ランプ、ラムシンの赤身肉は、どれもしっかりとした食感を味わえます。でも硬くないんです。熟成されたランプとラムシンは肉の香りが濃厚で、たまりません。あんまり食べたことなかったんですが、熟成肉ってこんな良いものなんですね……。
写真左から、自家製焼肉のたれ/レモン汁/ぽん酢
たれは三種類、お好きなものをどうぞ。サシの多いバラ肉をぽん酢でさっぱりといただくのもオツです。
贅沢! 焼き肉用のお肉をふんだんに使った最高のカレー
サイドメニューの中に「カレー」という文字を発見。
mamita「あの、坂本さん。焼き肉屋にカレーですか?」
坂本さん「切れ端の肉がたくさん入ってるんですよ。大きな塊肉から切り出すときに、どうしても小さなハギレが出てしまうので、それをカレーにしています。実はかなり好評のメニュー。ハギレが出る部位が日によって違うので、毎回味が違うのはご愛嬌なんですけどね」
ブロック肉と坂本さん。この塊から切り出す時にハギレが出るそうです。まるごとかじりつきたい。何なら抱きしめたい。
mamita「焼き肉用のお肉を贅沢に使ったカレーですか! 是非食べてみたいです!」
坂本さん「ちなみに僕、最後の晩餐にはカレーを食べるって決めてるんです。そのくらいカレー大好きです!」
mamita「焼肉ちゃうんかい」
そしてこちらが並々ならぬカレー愛をお持ちの坂本さんお手製カレーです。
カレーライス(写真は小) 大530円+税/中500円+税/小480円+税
ゴロンゴロンの野菜と、それをしのぐ大量の肉! 写真じゃわかりにくいんですが、肉がメインです! いろいろな部位が入っているので、ものすごく贅沢です。こんなに肉づくしのカレーを食べるのははじめて。
肉の旨味成分がたっぷりとけ込んだルーはマイルドかつ濃厚な舌触り。そしてあとからちょっとピリっときます。こ、これはうまいわーーー。
先にたっぷり焼き肉をいただいていたので、お腹いっぱい! もう入らない! と思っていたんですが、スイーツと同じくカレーも別腹なことを発見しました。
坂本さんは「焼き肉屋があかんかったら、カレー屋始めますわ」とか冗談でおっしゃっていましたが、カレー屋さんとしてもこれは通いたい。
「焼肉界のスタートアップ店」としての挑戦
mamita「おいしかった! そういえばどうして立喰いスタイルでの焼肉店をオープンさせたんですか?」
坂本さん「焼き肉は飲食店の超王道なので、老舗から格安店までライバルがたくさんいます。そのなかで新規参入して同じ土俵で勝負するにあたって、他店とどのように差別化するかをいろいろと考えました。1枚売り、(今は椅子を出していますが)立ち喰いというスタイルも、他店とは違ったことをしなければ、という想いがありました」
mamita「東京にはあるのかもしれませんが、京都では珍しいですよね。でもあんまり知られていないような……?」
坂本さん「今のところ大々的な宣伝はしていなくて、目の前のお客さんに満足いただくことを目標にして一生懸命やっています。おかげさまで口コミで来店してくださる方が増えてきています。目標はとりあえずこのスタイルで3店舗を構えること。そのために営業しながら日々試行錯誤、勉強させてもらっています」
mamita「まさに焼肉界のスタートアップですね!」
坂本さん「そう言っていただけると嬉しいです!」
新しい挑戦のもとはじまった「一枚売 立ち喰い焼き肉 いち」、味も接客も丁寧でサイコーです! 気軽に焼肉が食べたいな〜と思ったアナタ、要注目ですよ!
お店情報
一枚売 立喰い焼肉 いち
住所:京都市右京区西院西三蔵町3-7
電話番号:075-322-2100
営業時間:17:00〜翌1:00
定休日:無休
※運営状況未確認です。
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