芸能

劇場版コナンに毎年足を運ぶ20~30代 「一緒に成長してきた」

 4月18日に公開された劇場版『名探偵コナン 業火の向日葵』。同作では、ゴッホの名作『ひまわり』にまつわる謎をめぐり、コナンと仲間たちが怪盗キッドと激しい攻防を繰り広げる。

 これまで、大人から子どもまで幅広い世代を魅了してきた同シリーズは、今作で第19作目となる。公開を目前に控え、“オトナ”たちからも期待の声が上がっている。1997年に公開された劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』から、全作劇場に足を運んで観ているという女性Aさん(26歳・会社員)は、コナンの劇場版シリーズの魅力をこう話す。

「今でも毎年、中学校時代の友人と一緒にコナンの映画を観に行くのが1年に1度の恒例行事になっています。第1作目は、当時8歳だった自分にはちょっとオトナな雰囲気だったことを覚えています。

 大人になった今でも毎年劇場版を楽しみにしているのは、自分がコナンと一緒に成長してきたという感覚が強いからだと思います。キャラクターは成長しないんですけどね(笑)。劇場版を見終わるたびに、このシリーズがずっと続けば良いのにと思います」

 同じく劇場版コナンの大ファンである男性Bさん(30歳・会社員)は、今作への期待をこう語る。

「今回の『業火の向日葵』に期待しているのは、僕の大好きな怪盗キッドが出るというところ。前回の『異次元の狙撃手』は自分の地元のスカイツリーがモデルになっていたので、とても面白かったんですが、今回も前作と同じ静野孔文さんが監督を務めるので期待大です」

 監督の静野孔文氏と、脚本の櫻井武晴氏がタッグを組むのは、第17作目の『絶海の探偵』以来、2年ぶりのこと。Bさんが続ける。

「やはり毎年監督と脚本家によって全く別のコナンの世界が見られますね。だからこそ、この歳でも劇場版に通ってしまうんだと思います。原作の漫画とは別に、コナンファンとして劇場版は絶対に欠かせません」

 毎年恒例の劇場版コナン。作品が歴史を重ねるとともに、ファンが一年に一度「一緒に成長している」と思える風物詩的な存在になっているのかもしれない。

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