迅速な事業承継を 県、南西石油親会社に要請


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 県の下地明和商工労働部長は29日、西原町の南西石油本社を訪れ南西石油の親会社であるブラジル国営石油会社ペトロブラスに対して石油製品の安定供給の確保を要請した。要請は非公開。

 県によると、南西石油のリンコン・シオジロ・イシカワ社長は「要請内容はすぐにペトロブラスのアウデミール・ベンディーネ総裁に届ける。その後は内容を検討して皆さまに返答したい」と回答したという。
 要請では、南西石油が3月末で全ての石油製品の販売を終了することを受け(1)県内で石油製品の安定供給を維持できる企業へ迅速に事業を承継すること(2)事業承継を完了するまでの安定供給の確保(3)従業員の雇用の安定―について求めた。
 下地部長は「安定供給を確保し、県民に負担を与えないよう、より迅速に情報共有をしてほしい」と訴えた。