住まいの雑学
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榎並 紀行(やじろべえ)
2016年1月4日 (月)

余った“おせち料理”を、カレーの具材にしてみた

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写真: iStock / thinkstock
「おせちもいいけどカレーもね!」とは、かのキャンディーズの名言(ククレカレーのCM)。日本人にとってカレーは、おせちと並び称されるほどの国民食なのだ。ならば、両者を融合させてみたらどうなるのだろうか。 余りがちなおせち料理の食材を、カレーの鍋に投入してみた。

おせちの定番をカレーで煮込んでみる

新年の食卓を彩る「おせち」。伝統的なおせちに傷みにくい料理が多く使われているのは、日ごろ忙しいお母さんに三が日をゆっくり過ごしてもらうためともいわれている。

とはいえ、2日、3日とおせちが続けばさすがに飽きる。そこで、余ったおせち料理をカレーに投入してみたらどうか。意外とイケるのではないか?
そこで今回は、以下の具材・料理をカレーと一緒に煮込んで食べてみた。いずれもおせちの定番だが、果たしてその結果は?

【栗きんとん】
【だて巻き】
【黒豆】
【かまぼこ】
【数の子】

まずは栗きんとんだが、これは完全なる失敗。カレーの隠し味にはちみつを入れる感覚で甘いものもいけるかと思ったが、隠し味の粋を超えスパイスと喧嘩しまくっている。ただ、ふだんカレーのメンバーにはいない栗の存在感はちょっと面白い。いつものジャガイモとは違う食感と香りが新鮮で、意外に相性がいい。

【画像1】栗きんとん。これは完全なる失敗…(写真: iStock / thinkstock)

【画像1】栗きんとん。これは完全なる失敗…(写真: iStock / thinkstock)

次にだて巻き。カレーでしっかり煮込んだのに、噛むとだて巻きの甘いダシがじゅわっと染みだして、これまた口の中でいざこざが始まる。食べられないことはないが、ライスとは決定的に合わない。

【画像2】だて巻き。ライスとは決定的に合わない。(写真:jreika / 123RF 写真素材)

【画像2】だて巻き。ライスとは決定的に合わない。(写真:jreika / 123RF 写真素材)

意外と健闘したのが黒豆。栗と同じく食感の面白さに加え、ほのかな甘みがアクセントになって、スパイスまみれの口に一服の清涼感をもたらしてくれる。入れる分量にもよるが、これはアリだ。

【画像3】黒豆。入れる分量にもよるが、これはアリだ。(写真: iStock / thinkstock)

【画像3】黒豆。入れる分量にもよるが、これはアリだ。(写真: iStock / thinkstock)

続いてはかまぼこ。これはまあ、ふつうにおいしい。かまぼこにカレーをかけた、そんな味だ。「かまぼこカレー」。ココイチのメニューだったらいささか地味だが、根強いファンを獲得しそうな安定感はある。

【画像4】かまぼこ。ふつうにおいしい。(写真:yasuhiroamano / 123RF 写真素材)

【画像4】かまぼこ。ふつうにおいしい。(写真:yasuhiroamano / 123RF 写真素材)

ちなみに、もっともおいしかったのは数の子。スプーンですくうとホロっとほぐれる数の子のプチプチ食感とライス、スパイスが混然一体となって舌の上で踊る。なんともゴージャスな味だ。

【画像5】数の子。プチプチ食感とライス、スパイスが混然一体となって舌の上で踊る!(写真: iStock / thinkstock)

【画像5】数の子。プチプチ食感とライス、スパイスが混然一体となって舌の上で踊る!(写真: iStock / thinkstock)

というわけで、ものによってはカレーにも合うおせちの具材。ぜひ、みなさんも試してみてください。

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