親鳥追い よちよち 今帰仁・北山学童でアヒル17羽誕生


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親鳥アヒルの後から散歩する17羽のひな=9日、今帰仁村仲尾次の北山学童

 【今帰仁】今帰仁村仲尾次区の北山学童(與那嶺清子園長)のニワトリ3羽とアヒル6羽の小屋で、1羽のアヒルから17羽のひなが誕生し、スタッフや子どもたちが驚いている。

 7日に與那嶺園長が3匹のかわいらしいひなを確認。翌日の8日に小屋に行くと、計17羽のひなが、1匹の親鳥らしきアヒルの後ろから小屋の中を移動する姿が見られた。

 このアヒルは学童に通う保護者から3年前に譲ってもらい、これまで小屋の中でいろんな場所に卵を産むが放置し、ふ化までには至らなかった。

 今回は大きな茶色の鉢の中で、じっと卵を温める様子が見られ、人が近づくと威嚇し、鉢の中の様子がまったく確認できなかった。また、アヒルが温めない時には、ニワトリが一生懸命交互に温めていたという。

 與那嶺園長は「親鳥のアヒルの後ろからヨチヨチ歩くひな鳥の姿が何ともほほ笑ましい。小屋のニワトリも協力して一緒に卵を温めていたが、1羽のアヒルがこれだけの数を産むのかな?」と驚きを隠せない様子だった。
(新城孝博通信員)