【カモフラ飯】意識の高いビジネスパーソンは、ネクタイでカルシウムを補給する

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タイム・イズ・マネー。

意識の高いビジネスパーソンは常に時間と競い合い、より効率的なモノを求めている。「24時間戦えますか?」の精神は、21世紀でも健在だ。中でも、食事をいかに手軽に、かつスピーディーに行えるかがポイントとなる。

 

そこでオススメしたいのが、他人にバレることなくビジネスシーンに食事を取り入れる『カモフラ飯』だ。

本企画では、自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川竜弥氏が、意識の高いビジネスパーソンであれば誰しも取り入れたくなる『カモフラ飯』を紹介する。

 

ネクタイで『カモフラ飯』

今回紹介する『カモフラ飯』は、ネクタイを利用したカルシウム補給だ。

意識の高いビジネスパーソンは常に神経を張り巡らせているため、カルシウムが不足するとイライラしてしまう。ビジネスのサクセスに平常心は欠かせない。

まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。

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一見、クライアントと電話をするカジュアルスタイルのビジネスパーソンだが……、

 

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風になびくネクタイをよく見てほしい。

 

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昆布だ! ネクタイが昆布になっている!

誰がどう見てもネクタイだ。この深緑色のネクタイが昆布だなんて、見破れる人がいるのだろうか? いや、いないだろう。

 

昆布は牛乳の6倍以上のカルシウムが含まれている。仕事中のイライラを解消するには、これ以上ない食材なのである。

 

昆布ネクタイを作る

からくりを紹介しよう。

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まずは買い出し。上質な昆布を求め、上野アメ横にやってきた。

 

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アメ横は昆布の品ぞろえが豊富だ。ネクタイに好みがあるように、自分に合った昆布が必ず見つかるだろう。

 

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いくつかの店舗を巡り、日高昆布を購入。日高昆布は湯通しするとシルクのような肌ざわりになるため、フォーマルスタイル、カジュアルスタイルの両方に対応できる。 

 

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他にもいくつか買い物をした。用意したのは昆布、昆布ネクタイを固定する帽子止め、はさみ、土鍋、お椀。パーティースタイルに対応するための、蝶ネクタイだ。 

 

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日高昆布のパッケージに注目してほしい。「其の他広い範囲でご利用いただけます」と記載されている。其の他にネクタイも含まれているのである。 

 

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ネクタイに見える昆布を選ぶのだが……、 

 

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短いものは昆布ネクタイに相応しくない。なぜなら、意識の低いビジネスパーソンは総じて短いネクタイをしているからである。 

 

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これくらいの長さがモアベターだ。 

 

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蝶ネクタイは、昆布を入れる部分を外しておく。 

 

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昆布を選んだら、湯通しをする。茹でるのではなく、お湯にサッとくぐらせるのがポイント。 

 

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キッチンペーパーでよく水気をとる。短い昆布は蝶ネクタイに使用するものだ。 

 

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包丁で昆布をネクタイの形に切っていく。ここまでくると、もはや昆布ではない。ほぼネクタイである。 

 

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昆布の切れ端を使い、ネクタイの結び目を作る。指2本分の太さがオススメ。最もクラシックなネクタイの結び方である、シンプルノットを再現してみた。 

 

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これで昆布ネクタイは完成。 

 

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首に巻くときは、帽子止めを使用する。首が太い意識の高いビジネスパーソンは、帽子止めを2本用意するといいだろう。 

 

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先ほど分解した蝶ネクタイに、短い昆布を入れる。もし昆布が大きすぎたら、はさみで整えるように。 

 

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蝶昆布ネクタイの完成だ。色こそ異なるものの、見た目は完全に蝶ネクタイ。2トーンカラーでオシャレ度が増したような気がしないでもない。 

 

昆布ネクタイならいつでもどこでもカルシウム補給ができる

昆布ネクタイを締めてオフィスで仕事をしてみた。 

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意識の高いビジネスパーソンは、コーヒーではなくお吸い物を飲む。しかし、オフィスで堂々と出汁をとることはなかなかに難しい。では、どうすればいいのか? 

 

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パソコンで土鍋を隠せば、オフィスでも昆布ネクタイで出汁をとることができるのだ。

 

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後ろから見たら「あれ? 土鍋がない?」と思うかもしれないが……、

 

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安心してほしい。ちゃんと出汁をとっているし、

 

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お椀があればいつでもお吸い物を飲むことができる。 

 

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ただし、パーテーションがないオフィスでは細心の注意が必要だ。仕事中昆布ネクタイと土鍋で出汁をとっていると、減給、降格といった処分が下るかもしれない。

 

ビジネス街に繰り出してみた

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本物のネクタイと遜色ない強度を誇る昆布ネクタイだが、意識の高いビジネスパーソンは身だしなみに気をつけなくてはならない。身だしなみがその人の印象を左右するからだ。 

 

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風で昆布ネクタイの結び目が崩れたら、すぐに直すように。 

 

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いますぐ移動したいのにタクシーが止まらず、イライラしてきた。そんなときは、迷わず昆布ネクタイを食べてカルシウムを補給しよう。

 

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おわかりいただけるだろうか? 

タクシーが止まらず怒りが沸点に達していたが、昆布ネクタイを食べカルシウムを補給したことで仏のように落ち着いた表情をしている。ネクタイは短くなってしまったが。

 

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併せて、蝶昆布ネクタイも紹介したい。コーヒーを飲みながら英字新聞を読めば、海外出張中の意識の高いビジネスパーソンに見える。完成度の高いオシャレだ。

 

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蝶昆布ネクタイは、デートにも使用できる。待ち合わせ場所に彼女がきたら、ウインクでお出迎え。まさか彼女も首元に昆布があるとは夢にも思わないだろう。

 

最後に、ひとつだけ伝えたいことがある。今回紹介した『カモフラ飯』は昆布ネクタイを作るのに約1時間要するだけではなく、やたらと磯臭い。

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あなたが真のビジネスパーソンであれば、カルシウムを補給するためにそれほどの時間と労力を投資するような選択肢は選ばないだろう。現代には、コンビニという便利なオアシスがあることもお伝えしておく。

 

※撮影に使用した昆布は、スタッフがすべて美味しくいただきました。

 

撮影協力:台東区上野にあるシェアオフィス&コワーキングスペース「いいオフィス」

 

書いた人:大川竜弥

大川竜弥

1982年生まれ。アパレル販売員、Web開発会社、ライブハウス店長、ザ・グレート・サスケ氏のマネージャーなどさまざまな職を経て、現在は"自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデル"として活動している。

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