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老母の家が認知症でゴミ屋敷化 子が問題解決までを綴った本

【書籍紹介】『介護はしないぞ 私と母の1000日戦争』井上雅義/小学館/1470円

 84歳で一人暮らしをする母の家を数年ぶりに訪れると、そこはゴミ屋敷と化しており母には認知症の疑いが。ただ〈初期症状の認知症患者の扱いづらい点は、まだらのボケ症状が出ていても、当人に認知症の自覚や病識がないため、自分を認知症と認めようとしないところ〉にあった――。

 ライターを職業とする著者が、確執のある母子関係の中でいかに問題を解決していったかを記したドキュメント。年老いた親を持つならば読んでおきたい。

※週刊ポスト2013年8月30日号

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