『あの花』『艦これ』『ラブライブ！』聖地の家賃相場は？

『ラブライブ！』の舞台？…秋葉原

●秋葉原駅（東京都千代田区／JR総武線ほか）
家賃相場：10.09万円（ワンルーム／1K／1DK）

『ラブライブ！』は、『電撃G’s magazine』の連載や、TVアニメ、DVD付きのCDなどメディアミックスによる展開を行うプロジェクト。主人公・高坂穂乃果をはじめとした、スクールアイドル『μ’s』が通う『音ノ木坂学園』は、秋葉原、神田、神保町の街境にあるとされている。
秋葉原は言わずと知れたオタク文化の聖地だが、駅東側にはオフィス街が広がっており、勤め人の帰宅後や休日は閑静なエリアだ。そしてJR総武線を始め5本の路線が通る駅であり、なんといってもアクセスの便利さが特徴。スーパーなどは少ないが、周辺にも、都営新宿線の小川町駅など徒歩圏内の駅が複数あり、買い物や通勤通学などの利便性が非常に高い。

『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の舞台…秩父市

●秩父駅（埼玉県秩父市／秩父鉄道秩父本線）
家賃相場：5.01万円（ワンルーム／1K／1DK）

完全オリジナルアニメーション企画、略称『あの花』。高校生で引きこもり気味の主人公の元に、亡くなったはずの少女が現れ、それをきっかけにバラバラになっていた幼馴染たちが再び集結するという物語。先日放映された実写版ドラマも話題になった。
実在する秩父市の建築物や景色が多数登場していることから、秩父市の協力のもと秩父鉄道や西武鉄道にて大々的にキャンペーンも行われた。舞台となった秩父市は、市街地を外れると大自然がどこまでも広がる土地。近くに天然温泉も多数あり、自然の中でのびのびと子育てしたいという方にはよさそうだ。

『艦隊これくしょん－艦これ－』の舞台？…横須賀市

●横須賀駅（神奈川県横須賀市／JR横須賀線）
家賃相場：5.40万円（ワンルーム／1K／1DK）

女性に擬人化された“艦娘（かんむす）”と呼ばれるキャラクターを集めて敵と戦うブラウザーゲーム。今年1月にはTVアニメ化され、2016年には劇場版が公開予定である。『艦これ』初期に登場した場所の舞台とされたのが“横須賀鎮守府”。かつて横須賀鎮守府のあった横須賀港には現在、海上自衛隊や米軍基地などがあり、最新鋭艦艇を見ることができる。
横須賀港に代表されるように、横須賀にはアメリカや港町の雰囲気が漂う独特の文化があり、異国情緒があふれている。海も山もあり、京浜急行や横須賀線で都内まで1本、横浜も近いというアクセスの良さも。車がないと不便なこともあるが、衣食住の物価が安いのも魅力的だ。

そのほか、『のだめカンタービレ』の舞台と言われる武蔵野音楽大学江古田キャンパスがある、西武池袋線の江古田駅は7.02万円（ワンルーム）という家賃相場だった。

憧れの作品のワンシーンを現実に見られるのはワクワクするが、“聖地巡礼”の際には是非ともマナーを守りたいものだ。訪れるだけでなく実際にその土地に住んでみると、もっと深く作品の世界観を味わえるかもしれない。

※家賃相場は2015年1月1日～3月31日にSUUMOに掲載された賃貸物件から算出しています。随時更新のため変動の可能性があります。