国内

世界一に輝いた寿司職人が握る 100円台の珠玉の回転寿司

世界一に輝いた寿司職人・地引淳さん

“高くて”旨いは当たり前。そんな中、鮮度抜群、職人がさばいて握って、驚きの価格帯を貫く店をご紹介。“安さ”と“旨さ”を両立する、その秘密に迫った。

 100円台の寿司を中心とする回転寿司店は、通常職人ではなくロボットが握っている店がほとんど。しかし、『まさのすけ』は、100円寿司はもちろん、約130種類の寿司を、すべて職人が握る。

 新鮮で旨いネタを安く提供できる秘密は、副社長自ら小田原漁港に毎朝通い、その日水揚げされた地魚を競り落とすため。数時間前まで相模湾を泳いでいた魚が、昼にはレーンを回っている。

 さらに、この店には寿司の世界チャンピオンまでいるから驚きだ。18才から寿司の道に進んだ地引淳さん。銀座の寿司店で修行後、回転寿司に魅了され、30才から『まさのすけ』の母体である『独楽寿司』に入社。寿司一筋27年の地引淳さんは、14か国の寿司職人が参戦した『グローバル寿司チャレンジ2015』に日本代表として出場し、繊細で美しい創作寿司で世界一に輝いた。

「1日20人来る銀座の高級店より、1日1000人に寿司を握る回転寿司の方がぼくにとっては魅力的。魚種が多く、回転が早いから鮮度もいいんです」(地引さん)。

 同店の寿司はネタに艶があり、鮮度は抜群。破格の値段に回転寿司の真髄を見た。

●まさのすけ 本店
住所:神奈川県座間市入谷1-209-1
店舗数:3店
寿司:130種、サイドメニュー:80種以上。90分525円の飲み放題も!

※女性セブン2016年5月12・19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)
【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
NEWSポストセブン