【中国時報】IT人材確保へ外国人に優遇策


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 中国紙「新京報」によると、中国公安部は北京のIT(情報技術)産業発展と海外からの人材確保のため、高度な技術を持つ外国人の永住権取得資格を緩和するなど、出入国や居留資格などに関する大幅な規制緩和を行う。

 永住権が申請できるのは、博士課程在籍以上の学歴保持者、もしくは北京のIT工業地区・中関村で4年以上勤務し、毎年6カ月以上中国に滞在している外国人とその家族。専用の申請窓口を中関村に新設し、審査期間も大幅に短縮する。
 外国籍を取得した留学生の帰国促進や海外のベンチャー企業誘致も新措置の眼目の一つ。5年有効の労働ビザの発給簡素化や出入国ゲートの自動化も実施し、外国人留学生が中関村で実習や起業をすることも許可するなど、20項目に上る規制緩和策を打ち出す。