棚原(105キロ)重量挙げ頂点 全国高校選抜


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 全国高校選抜大会は28日、各地で行われ、重量挙げの105キロ級で棚原幹善(沖縄工)がトータル278キロ(スナッチ126キロ、ジャーク152キロ)で頂点に立った。105キロ超級では宮城昌義(同)が297キロ(132キロ、165キロ)で準優勝した。レスリングで55キロ級の徳比嘉一仁(南風原)、60キロ級の大城達人(北部農林)、120キロ級の仲里優力(北部農林)が3回戦に進出した。アーチェリー女子の玉寄如菜(宜野湾)は4回戦で敗れた。

◆優勝にも失敗悔やむ 棚原
 105キロ級を制した棚原幹善(沖縄工)だったが、スナッチとジャークで3本目の試技を失敗したことから、「惜しかった」と反省を口にした。
 スナッチは3本目で大会新記録となる132キロに挑んだ。1本目と2本目の試技を成功して、「軽かったのでこのままいける」と手応えをつかんでいた。しかしバーベルを引き上げたときに体勢を崩して、後方へそらしてしまった。
 ジャークの3本目は自己ベストを1キロ上回る157キロの成功を目指した。バーベルを肩に乗せて立ち上がるまでは良かったが、最後の差しで足を広げられず失敗に終わった。
 今大会では課題も収穫も多く手にした。4月から最終学年を迎えるため、「大会記録を出して優勝できるような選手になりたい」と決意を新たにした。