参勤交代や伊勢参りなど多くの人や物が行き交い、1日に1万人もの往来があったとも伝えられている東海道・関宿。
多くの宿場町が姿を変えていくなか、関宿は唯一歴史的な町並みが残り、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
商業施設がひしめき合うような観光的な色合いはいっさい感じられず、ごく当たり前の日常の時間が流れていることに、ことさら江戸の風情が深く心に響いてくるよう。
町屋の意匠を眺めつつ、歴史に思いを馳せてみては?
【三重県亀山市】東海道 関宿
奇跡的に残された宿場町で、街道情緒に静かに浸る。
関宿旅籠玉屋歴史資料館
関宿を代表する大旅籠の一つ。江戸時代の旅籠建築に、当時使われていた道具類などを展示しており、当時、人々がどのように旅籠で過ごしたかを伺い知ることができる。
[営業時間]9時~16時30分
[定休日]月曜日(4~5月、10~11月は無休)
[料金]大人300円、小中高生200円(関まちなみ資料館と共通)
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深川屋
御所御用達の銘菓「関の戸」を今に伝える老舗菓子舗。
創業370余年、江戸時代から続く老舗。当初から製法を守り続ける「関の戸」は、北海道産赤小豆のこしあんを求肥で包んで阿波の和三盆をまぶし、鈴鹿の白雪を表現した。
[TEL]0595-96-0008
[住所]亀山市関町中町387
[営業時間]9時~17時
[定休日]木曜日
[料金]関の戸500円(6個入り)、お茶の香関の戸600円(6個入り)
[駐車場]なし
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会津屋
かつての大旅籠で味わうかまどで蒸す季節のおこわ。
関宿三大旅籠の一つと言われ、仇討ちの物語で有名な「関の小万」の生家。そこを食堂として1998年に開店。大正時代のかまどに薪をくべ、地下水を使って蒸す山菜おこわが名物。
[TEL]0595-96-0995
[住所]亀山市関町新所1771-1
[営業時間]10時30分~17時
[定休日]月曜日(祝日の場合は火曜日)
[料金]おすすめ定食1512円
[駐車場]4台
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かねき伊藤彦市商店
創業150年の老舗茶問屋。自分好みのお茶と出会える!
茶葉の生産量が全国3位の三重県。産地ならではの多彩な茶葉を独自に製茶をして販売している。どのような味が好みかを伝えれば、数あるお茶の中から選んでもらえる。
[TEL]0595-96-0357
[住所]亀山市関町中町390
[営業時間]9時30分~18時
[定休日]不定
[料金]上煎茶天下一1080円
[駐車場]4台
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前田製菓店
もっちもちの上新粉の餅の中になめらかなこしあんがたっぷり。
江戸時代より愛された餅菓子「志ら玉」を、当時の旅人同様に、店内で伊勢茶の抹茶と共に味わえる。春は新緑の緑、夏は太陽の赤、秋は紅葉の黄色、そして冬は餅で四季を表現。
[TEL]0595-96-0280
[住所]亀山市関町中町407
[営業時間]10時~18時
[定休日]不定
[料金]抹茶と志ら玉セット400円
[駐車場]1台
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東海道関宿街道まつり
11月1日(日)
亀山藩主をテーマにした大名行列をはじめ、花魁道中、手作り甲冑隊、関の山車などが東から西へと練り歩く。
※この記事は2015年10月時点での情報です
じゃらん編集部
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