(『アニメキャラや芸能人に恋したことある』と回答した女性対象・回答者数:159)妄想で満足!?

アニメのキャラや芸能人に恋したことある?

ある日の職場の飲み会でのこと。口々に彼氏の愚痴などをこぼしていたところ、突然彼氏のいないA子が「彼は口が悪くて不器用なんだけど、本当は優しいんだ。この間もね…」と語り出して、みんなビックリ!「え!?彼氏できたの?」と聞くと、な、なんとアニメに出てくる男の子の話らしく、大好きで仕方ないとのこと。ずっと仕事オンリーだったA子なのに、いまや彼のことしか考えられず、自宅にいる時はそのアニメを見続けているのだとか。うーん、現実世界で男性との出会いが少なかったり、仕事が忙しすぎると、ついついマンガやアニメのキャラクター、芸能人など、テレビの世界の人に恋をして、現実逃避しちゃうのかも!?

そこで、20〜30代の女性に「これまでマンガ・アニメのキャラクターや芸能人に、恋したことはありますか?」と聞いてみたところ、なんと40%の人が「ある」と回答!どんなキャラクターや芸能人にキュンとしたのかも聞いたところ…

<マンガ・アニメのキャラクター>
●「『おおきく振りかぶって』の阿部隆也/二次元だからこそ、現実よりも美化されている感じ」(31歳)
●「『イタズラなKiss』の入江直樹/とにかくカッコイイ!!スポーツ万能で頭も良くて、完璧!でも冷血…なはずの入江クンが、恋をして素直になっていくところがカワイイ♪」(26歳)
●「『ONE PIECE』のサンジ/レディーファーストな姿勢とスマートなルックスに、漫画ということを忘れるくらいはまっていました」(26歳)
●「『ツバサ』の小狼/好きな人が自分のことを忘れてしまっても、その人のために戦いつづけるその姿勢がかっこいい☆さり気ないフォローや優しさにキュンキュン♪」(26歳)
●「『ハチミツとクローバー』の野宮匠/あゆへの優しさがたまらなかった!!!少し自虐的なところもあるけど、彼女への思いやりがたまらないです」(24歳)

空想の世界だからこそ、美化されているところに惹かれるというのは納得!『ONE PIECE』ではゾロやルフィも人気のよう。また、『花より男子』の道明寺司や、『のだめカンタービレ』の千秋真一は、キャラクターに加えてドラマで演じた松本潤さん、玉木宏さんをセットで挙げる人も。

<芸能人>
●「オダギリジョーさん/『東京タワー』の役で、普通じゃない人生や母親に対する愛情に結構本気でひかれてしまった」(31歳)
●「向井理さん/CMを見て、あまりにかっこよくて心臓が痛くなった」(26歳)
●「松山ケンイチさん/『夢十夜』という映画のドSでイケメンのキャラにきゅん!」(26歳)
●「福山雅治さん/容姿端麗、なのに話もおもしろい(Hな話もしちゃうし)」(28歳)
●「チャン・グンソクさん/ドラマでの役がとてもかっこよかったから。笑顔にドキッとした」(28歳)

ドラマや映画を見て好きになったり、見た目のかっこよさと性格のギャップにキュンときたり…と、もう紹介しきれないくらい!でも、現実的に付き合うことが叶わないマンガ・アニメのキャラや芸能人に現実逃避しちゃってたら、リアルな恋愛にも支障が出てしまうのでは!?恋愛コンサルタントの橘つぐみさんに聞いてみました。

「マンガやアニメのキャラや芸能人に惹かれて現実逃避する女性は、一般的には男性が少ない職場で働いているなど、出会いの少ない人が多いですね。リアルな恋愛のきっかけが少ないため、アニメやマンガ、芸能人など、自分の理想に近いキャラクターにはまって疑似恋愛状態に陥ってしまうと言えます。恋愛対象になる王道は、やはりかっこよくて優しく、いざという時には自分を守ってくれる頼もしい王子様キャラ。また、三浦春馬さんや向井理さんのような線が細くて、母性本能をくすぐるタイプも人気が高いようです」

うーん、リアルな出会いが少なければ、妄想に走ってしまうのも分かるような気が…。でも、キャラクター通りの男性なんて、なかなか存在しないと思うのですが、彼女たちが現実に戻り、彼氏を作るにはどうしたらいいのでしょうか?

「マンガ・アニメのキャラクターや芸能人との疑似恋愛にはまると、自分の興味や行動の範囲が狭まってしまう人が多いので、リアルな恋愛の出会いのチャンスが、さらに少なくなってしまいます。そうならないためにも気軽に参加できる飲み会や合コンなど、積極的に男性と接する機会を増やしていくことをオススメします。好きなキャラクターのマンガやアニメなど、同じ趣味を持つコミュニティで、気の合う男性を見つけるのもいいと思いますよ」

おお!確かに共通の趣味があれば話もはずみそうですね。ちなみに「彼氏や夫がいても、マンガ・アニメのキャラクターや芸能人に恋したことがある」という人は全体の55%。でも、「彼は何でも言い合える落ち着く人、芸能人はドキドキ妄想する人」(24歳)と、彼氏や夫がいる人では、現実と妄想の恋愛をちゃんと切り分けて楽しんでいるケースがほとんど。憧れの人との妄想の世界に浸る楽しみと、現実の恋愛、両方楽しめたら最高の毎日が過ごせそうですね♪(宮 みゆき)

【取材協力】
橘つぐみさん
「つぐみ恋愛相談所」代表で恋愛コンサルタント。著書に『野性の勘で恋せよ乙女!』(講談社)、『最終彼氏の見つけ方』(大和出版)などがある。
橘つぐみさん公式サイト http://www.293renai.com/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「元カレとの比較や男ならできてほしいことについて」
調査期間/2011/4/28〜5/9
有効回答数/398人(女性)