Mattel製Cardboard対応のVRヘッドセット「View Master」 開封の儀

投稿日時 2月 7th, 2016 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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米国の玩具メーカー Mattel(マテル)が昨年発売した Cardboard 対応の VR ヘッドセット「View Master」を入手したので早速開封の儀を執り行います。

View Master は、Candlify の Cardboard に代表されるダンボール紙を利用した組み立て式の VR ヘッドセットではなく、プラスチックボディを採用した既成の VR ヘッドセットです。

Mattel 製ということで、View Master は顔の小さい子供にもフィットする小型のフォームファクターを採用していますが、私の場合だと、顳かみの付近でやや狭さ(きつい感覚です)を感じましたが、VR 体験はまともにできました。なので、家族全員で使える製品だと思います。

ただ、全体的に作りが小さいので、比較的顔が大きな人だと私のように狭さを感じる、あるいは装着できない可能性があります。一方、比較的顔の小さな女性だとジャストフィットだと思います。

私が View Master を選んだ理由は、組み立てる手間や耐久性、デザインなどを考慮してのことです。子供用が欲しかったというよりも、リーズナブルで完成度の高い Cardboard 対応の VR ヘッドセットを探していたところ、View Master が最適だと思いました。頭部に固定するヘッドバンドは付属しないので、手に持って視聴する必要はありますが、落下時や踏みつけてしまい形状が崩れる心配がないので、保管などが楽です。また、本体にはストラップが付いており、利用時は腕に掛ける、利用していない時にはフックに掛けて保管することもできます。

View Master の定価は $29.99 で、現在は $20 前後で販売されています。Amazon などで購入できると思います。

筐体はオレンジカラーとカラフルです。使用されている素材はプラスチック系のもので、表面に艶があります。全体的におもちゃっぽい雰囲気ではありますが、完成度は非常に高いですよ。

顔に当てる部分にはラバー素材のフレームが敷かれています。冒頭でも説明しましたが、View Master は比較的小さな VR ヘッドセットなので、フィット感はまあまあと言ったレベルでした。Samsung の Gear VR にはスポンジのフレームが使用されていることもあり、Gear VR と比べると装着時のフィット感は良くありません。ただ、フィット感が悪すぎで、使う気にならないとは思わなかったので良い買い物だったと思っています。

スマートフォンは 4 インチ ~ 5 インチのディスプレイを搭載した端末が装着可能です。iPhone 5 / 5s / 5c 用のアダプタも同梱されているので、画面サイズが 4 インチの iPhone でも利用できます。5 インチスマートフォンが最適です。

スマートフォンは前面のケージ(最前面の黒部分)に固定します。そのままケージを閉じ、上部のフックで固定すると利用を開始できます。

Cardboard 対応 VR ヘッドセットでは、利用中にタップ操作のためのボタンが備わっています。View Master の場合は右側面のトリガーを押すと内部にある伝導性のある先端が前後に稼働し、画面の中央をタップする仕組みです。

View Master にピントの調節ダイヤルやファインダー位置の調節スライダーはありませんが、裸眼で視聴しても調節を必要としないくらいのレベルでピントが合っていました。

View Master で VR コンテンツを楽しむには VR 再生に対応したアプリが必要です。例えば、YouTube だと VR 用の動画を再生する、あるいは動画を Cardboard モードで再生します。

もちろん、Cardboard 対応製品なので、Google の Cardboard アプリをはじめとした、Google Play ストアの Cardboard 対応アプリが利用できます。

Cardboard アプリの場合だと、View Master の QR コードを読み取ると、アプリとスマートフォンがペアリングされて View Master 上のトリガーによる操作が可能になります。